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内容説明
紀州和歌山の泣き虫の少年は、大阪に奉公に出された。火鉢屋、自転車屋での辛いながらも愉快な丁稚時代を経るうち、彼は電気の時代の到来を看破。電気工の見習いへと転身。やがて、工夫を重ね、新型ソケットを開発して独立する。明治、大正の大阪船場の賑やかな空気、昭和の動乱の産業界の激しい浮沈を背景に「経営の神様」松下幸之助の波瀾万丈、創意工夫の足跡を颯爽と描く快作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
130
松下幸之助の少年時代から若い頃の話が中心です。有名になってからの伝記などは数多くありますが、若いころや少年時代をうまく活写見してせてくれるのは神坂さんの手腕だと思います。当時の社会事情なども詳しく書かれていてそれだけでも読む価値があるのではないかと思いました。2016/04/17
