内容説明
升田幸三、大山康晴両巨星の死、米長邦雄の50歳にしての名人位獲得劇、そして羽生名人の誕生など、90年から94年にかけての激動の将棋界をつぶさに実況中継する。歴史に残る数々の名勝負に留まらず、「恐がられるようでなければ勝負に勝てない」「弱みを握られたらお終い」ほか、興味深い盤外勝負も満載。一般の社会以上に人間くさい天才棋士たちの、知られざる日常を軽妙に映し出す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shrzr
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名人には名人の器と周囲が認めた棋士がなる、名人位の変遷はまさにこれを表していておもしろい。2014/08/03
みーふぃ
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将棋好きにはいい読み物。90点
sekitak
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月下の棋士を監修した人のエッセイ。90年台におきたことを元に前後のストーリーで固めている。木村から羽生までカバーしている。個人的に面白かったのは、丸田祐三のエピソード。昭和の将棋界を裏方で支えていた人の良し悪しに触れることができる。また、将棋は心理戦ということをわかりやすく説き、昨今の将棋はちょっとちがうということが書かれている。ちょうど変化の時期だった将棋界をうかがい知ることができる良書。2012/06/25
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