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内容説明
フルトヴェングラーからアバドまで、20世紀の名指揮者28人をとりあげ、それぞれの演奏の魅力と特質を論じる。実演やレコードによって具体的に音楽の本質を浮き彫りにしながら、人間性そのものにまで迫る本格的指揮者論。単なる演奏評の枠を突き破って音楽の世界の深奥をさし示したこれらの批評は、日本人によって書かれた指揮者論の頂点と言えよう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
S.Mori
4
カラヤンやフルトヴェングラーなど世界的に有名な指揮者について、吉田秀和氏が解説する本。クラシック音楽が好きな私のような者にはたまらない内容でした。過度に神格化せずに、貶すことも控えて一人一人の指揮者に真摯に向き合い、吉田氏の想いを述べていきます。音楽を文章で表現するのは難しいと思うのですが、美しい文章でその指揮者のレパートリーの曲が表現されていて、読んでいると行間からメロディーが聞こえるような気がしました。2019/05/16
とす
0
誰だってカラヤンやフルトヴェングラーの名前は知っているが、クリュイタンスやショルティは知らない人が多いのではないか。少なくとも私は知らなかった。この手の本は豆知識をつけるものに過ぎないとは思うけれど、やっぱり読んでみるとそれぞれの指揮者に愛着がわいたりもする。クリュイタンス指揮のブラームスを久しぶりに聴いてみたくなった。2015/08/20
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