内容説明
太平洋戦争末期、劣勢の戦局を挽回すべく、ビルマから東インド・インパールへの侵攻作戦が強行された。多くの人命の損失を招き、日本陸軍史上有数の悲惨な戦いとなったインパール作戦を枠組みに、主力部隊・祭兵団歩兵第六十連隊の行動に焦点をしぼって、その軌跡を忠実にたどる。風化してゆく戦争の現実と、激戦地におかれた兵士たちの人間的真実を描きとどめた入魂の戦場小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
フンフン
8
インパールものはいくつも読んだが、たいがい上級司令部の命令がいかに愚劣であったかの非難が込められている。だが、本書にはそんなことは一言も書かれていない。命令のままに戦い、下級者の方が正しい判断をしたのに上級者の意地を通すために正しい判断をしりぞけたり、命令のままに死んでいく兵隊を坦々とした筆致でえがいている。それが一層インパール作戦の愚劣さを際立たせている。2026/05/13
カッチーニ
2
この本を読むまでインパールという地名も知らなかった。この国はこんな悲惨な出来事を、忘れてしまうんだろうか。2014/08/11
りり課長
2
75p 確かに予備知識が必要である。 ビルマの地理、日本軍の組織、兵站など。 また、話題となっている日時、組織(隊)、エリアが突然変わるので迷子になりやすい。 いずれにせよ、この時の戦争を何度も反省してみる必要がある。確実で真摯な反省のもとに日本が再構築されたとは到底言えないことがわかっているのだから、再反省がどうしても必要であろうと思う。あの戦争を無為のものに、なかったことにしようとしてはならない。2012/05/28
吉田よしこ
0
★★★★☆2013/05/12
産廃屋
0
大隊以下を描く。インパールの大局を予め学んでから読んだほうがいいかも。2008/09/30




