河出文庫<br> TAP

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河出文庫
TAP

  • ISBN:9784309464299

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内容説明

脳に作用して究極の言語表現を可能にするインプラントTAPの使用者が死んだ。その事件に秘められた真相とは?変わりゆく世界、ほろ苦い新現実……世界最高のSF作家が贈る名作全10編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

∃.狂茶党

12
奇妙な味の短編、ショート・ショートといった感じで、当時のイーガンはセミプロで、ホラー系の作品も手掛けていた。 そんなわけで、あまり内容には触れられないのですが、『自警団』という短編は、タイトルの影響もあるけれど、某アメコミや、夢枕獏がアマチュア時代に、『ネオ・ヌル』に発表した作品を、彷彿とさせる。 また、『銀炎』は、今現在を描いたかのような眩暈を覚える。 翻訳作品で言葉遊びが出てくると、ひどく浮いて見えることが多い。 もしかしたら本文も、言葉遊び的なリズムが取り入れられているのではないか? 2022/11/18

shomma

12
グレッグ・イーガンのSF作家としてのすばらしさを再確認すると共に、なんか乙一っぽいなあ……と思うなど。順位、①「視覚」②「TAP」③「新・口笛テスト」④「悪魔の移住」⑤「森の奥」 おそらく、どの作品も、これは短編に、これは中編に、といって構成されたものではないようである。唐突に終わるのは個人的には好きな点。2016/09/17

阿部義彦

12
ハードSFの巨匠グレッグ・イーガンの初期短編集。SFよりも奇想やホラーに重きを置いた作品達。「ユージーン」、「散骨」が面白かった。ほかのSFらしいSFも読んでみたいです。2016/08/20

SAT(M)

11
バーナード嬢曰く(正確には神林嬢曰く)、難解な箇所はあるけれど、そこを読み飛ばしても面白いのがイーガンだ、とのことですが、まさにその通りだなぁと。文系読者としては、ガチガチの疑似科学に閉口させられるんですが、その裏には哲学的な思索や社会への観察眼があり、そこを追うだけでも十分楽しめる短編集でした。筆者の科学技術に対するスタンスが、賛成/反対に二択で割り切れるものではなく、微妙なニュアンスを持っているがゆえの深みを感じました。「銀炎」のラストはゾクゾクです。2017/12/17

ある計算円

5
グレッグ・イーガンの初期作品。他の人の著作だったなら「おお!これはすごい!!」とか言うんだけど、その後イーガンが偉大なる作品群を続々と生み出して、ハードSFの極北まで飛んでいくことを思うと、本作品のスケール感は微笑ましく感じてしまう。2025/11/08

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