憑物語

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憑物語

  • 著者名:西尾維新【著】/VOFAN【絵】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 講談社(2016/08発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 390pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062838122

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内容説明

“頼むからひと思いに──人思いにやってくれ”
少しずつ、だがしかし確実に「これまで目を瞑ってきたこと」を精算させられていく阿良々木暦。
大学受験も差し迫った2月、ついに彼の身に起こった“見過ごすことのできない”変化とは……。
<物語>は終わりへ向けて、憑かれたように走りはじめる──。
<物語>シリーズ第14巻

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くろり - しろくろりちよ

127
<物語>シリーズ十作目にしてラストシーズン初巻。収録は「よつぎドール」。目ざましと妹とお風呂がメインな気がしたのは…。鏡に写らなくなったことに始まり、自らが吸血鬼化しつつあることに気付いた阿良々木暦。幾度もその力に頼って来たツケ、それは再度吸血鬼化すればもう人間には戻れないかも知れないこと。それでも誰かの為には吸血鬼化するであろう彼のもとに、斧乃木余接が戦いを引き受ける。阿良々木暦の葛藤、斧乃木余接が代わりに行った同族殺し。時系列が後に来るであろう『花物語』に忍は登場しない。それは…。終焉に向かう物語。2013/01/09

ひめありす@灯れ松明の火

117
怪異に奪われた少女を救い、怪異に惑わされた少女を救い、怪異に願った少女を救い、怪異に囲われた少女を救い、怪異と暮らした少女を救い、怪異であった少女を救い、怪異を移された少女を救い、怪異として生まれた少女を救い、怪異を従えた少女を救い、怪異と離れた少女を救い、怪異となった少女を救い、怪異を喪った少女を救い、怪異に恋をした少女と恋をした。つまりは、誰よりも深く怪異と関わり、怪異よりも怪異らしく、怪異に触れていった青年阿良々木暦の落とし前。最後の幕が切って落とされる。鬼が出るか、蛇が出るか……それとも人となるか2012/10/06

645

112
100%終焉へという意図を感じる部分は少ない、と言うより分らなかったというべき?セカンドは暦が救えない物語ならば、こちらは抗い認める物語なのだろうか。“吸血鬼化”は確かに清算すべき事案。以前から、暦に感じていた自己犠牲精神の危うさがむしろ本人より周りが慌しくなる形で結実して来た印象。陰陽師勢の事情は不明だが、とりあえず正弦がお気の毒(笑)しかし、忍野メメの必要性を提示された展開には正直心躍る!彼の再登場、そして扇の正体を暴く事を次巻以降には期待したい。今回“人間”を殺したという事実には留意しとくべきかな。2013/08/08

テクタイト

79
うーん。前半のだらだら感がなぁ。風呂が長い!(笑) 忍や余接のかわいさを再確認させられた一方、内容が薄い気がするけど、まあみなさんが言っているとおり残り2作への布石なんでしょう。正弦さんもう少し登場シーンのばしてほしかったな、とも少し思う。とりあえずメメさんの再登場に期待したいです!ガ、ガハラさん…あれ?2013/01/07

ヒロユキ

77
予想以上に話が進んだ巻ですね。そのぶんちょっと次巻への繋ぎ的な感じが強かったかも。貝木、影縫さん、臥煙さんといい味出してます。そしてアイツはいつどうやって登場してくるのかとても楽しみ。己の証明をすることに止まらず、記念を残すのも無理になるかもしれないってのはキツいな、いくら自業自得とはいえ仕方ない一面もあるんだし。月火ちゃんが物凄く説教されたみたいだけど、その説教したのが火憐ちゃんな時点で説得力皆無(笑)2012/09/28

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