荒凡夫 一茶

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荒凡夫 一茶

  • 著者名:金子兜太【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 白水社(2016/06発売)
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  • ISBN:9784560082171

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内容説明

芭蕉に冷淡、蕪村は相手にせず、とことん一茶を追い続けた句界の巨匠が、その「自由人」としての魅力を縦横無尽に語りつくした、ファンならずとも待望の著。青年期から一貫して著者を支配しつづけてきたもの、それは自由人への憧れだった。「自由人」とは「漂泊者」とも言い換えることができる。「漂泊者」として思い浮かぶ俳人に、山頭火や尾崎放哉らをあげることができようが、なかでも一茶は、著者を惹きつけるだけのありあまる魅力にあふれていた。一茶に没頭し、その生涯を探究し、作品を鑑賞することで得られたなかで、著者は「定住漂泊」や「生きもの感覚」ということばを好んで使用するようになる。漂泊が向かうところの自然崇拝やアニミズムが、著者をして創造させたものだ。同時に一茶自身が自らを表現した「荒凡夫」もまた、著者にとっての重要なキーワードにもなった。これは一茶が六〇歳の正月につくった句の前書きに記してある。こうして本書は、著者自らが一茶とのあわいをたゆたうように、雄大な俳句の旅を楽しんでいく。そしてその旅は芭蕉に冷淡な視線を送りながら、正岡子規を遠く見据える、「自由人」としての衣をまとっているように見える。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新井徹

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自由で平凡な男、荒凡夫。山頭火の「漂泊」でも芭蕉の「定住」でもない生き方。憧れるが、実にむずかしい。煩悩、欲、本能のままに生きることが人間の幸せであり、「自由」だと著者は言う。「自由」と、他人様、社会に迷惑をかけずに生きる「平凡」の折り合いは、人間誰しもの悩みだろう。一茶の類い稀な“生きもの感覚”が一茶を荒凡夫足らしめたというのが著者の見立てだ。生活に役立たない季語は要らないという生活中心論や「天地大戯場」の境地、「やれ打な蠅が手をすり足をする」が決して慈悲の句ではないといった解釈に共感を持った。2012/08/04

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