ちくま新書<br> ヴァティカンの正体 ──究極のグローバル・メディア

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ちくま新書
ヴァティカンの正体 ──究極のグローバル・メディア

  • 著者名:岩渕潤子【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 筑摩書房(2016/06発売)
  • 光る紫陽花!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~6/7)
  • ポイント 175pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480067593

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内容説明

19世紀半ばに至るまで、広大な教皇領の支配を通じて宗教的支配者としてのみならず、地上における君主としても絶大な権力を振るったヴァティカン。黎明期より多くの地域に特派員を派遣し、情報収集、編集して世界へ向けて再発信する国際的メディアという側面を持っていた。激動の転換期を幾度となく生き延びてきたヴァティカンの、メディア戦略を歴史軸で俯瞰し、宗教改革、対抗宗教改革における生き残り策に焦点を当て、いま日本が学ぶべきことを検証する。現世での支配権を失った後、文化的存在へと変容を遂げることで、普遍的地位を強固なものにした経緯について、多角的に考察を行う。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

tolucky1962

10
バチカンの生き残り戦略を今の世と比較評価する。文化、金融、標準化、教育、広報、コンテンツなどの施策をずっと前かうまく進めている。ジョブスのアップルを宗教と、免罪符と建設国債と見立てる。協会はテーマパーク、宗教画はハリウッド映画、これらが標準化されグローバルにネットワーク化される。ここで言語の違いをいかに超えたかも示される。政治力を失ってから文化的存在となるキリスト教と日本の皇室との比較もする。最後にこれらを参考に日本が進む方向性も提案されている。過去からの大きな存在と今の世の中を比較する手法は面白い。2018/03/17

たか

8
世界最小の独立国、またカトリックの総本山として有名ですが それ以上を知っている日本人はそれほど多くはないのではないでしょうか。この書籍には歴史、宗教、文化、経済、学問など多面的に 考察、解説がなされています。2014/04/29

ヤギ郎

5
2023年6月30日読了。2023/06/30

ひまわり

5
題名から想像して期待して読んだが・・・。ヴァチカンの歴史や運営の方法などは面白かったけれど、それ以上の正体まではわかりませんね。外の人は誰もわからないのかもしれないけれど。英王室までは興味深かったけれど、マックのあたりではいきなり付け足した感が否めない。マックユーザーではないから共感できないのかもしれないけれど。2014/07/09

bluepand

3
謎のベールに包まれた組織の秘密を暴く本だと思いきや、そうではなく、長い歴史の中で蓄積された歴史的建造物や美術品、世界の隅々まで張り巡らされた情報網、そして優秀な人材を活用し今も栄え続ける術を、日本が文化的存在となるため応用する方策を説いている。現世の権力を失っても、自らを文化的存在に変容させることで影響力を普遍的にする(例→皇室)。歴史的建造物や美術品を後世に残すことで、それを目当てに世界中から来る研究者や観光客がお金を落とし、その国や都市が栄える。「クールジャパン」と自ら名乗る可笑しさなど。2014/04/06

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