内容説明
本書は底本としてJacob Burckhardt、Gesamtausgabe(Bd.1-14)、Deutsche Verlags-Anstalt、Stuttgart、Berlin und Leipzig 1929-1934(全集版)の第14巻『Vortraege』(講演集)を使用し、さらにJacob Burckhardt、Kulturgeschichtliche Vortraege、Alfred Kroener Verlag、Stuttgart 1959(クレーナー版)を参照した。本訳は全集版に収められている26篇の講演のうちから17篇を選び、これにクレーナー版の講演集の中からさらに一篇を加え、18篇として訳出したものである。
感想・レビュー
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doji
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慣れない分野のせいかなかなか読みにくかったけれど、風俗画をはじめ絵画についての語り口がかなり生き生きしていてそこは楽しく読めた。2015/08/06
墨桃
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19世紀後半の講演集。なかなか読むのに時間がかかった。色々おもしろかったのだけど、例えばネーデルランドの風俗画の講義で、フェルメールに言及してるのは一箇所でそれもおそらく?の留保付きだったりするのがかえって歴史を感じてよい(フェルメールの再評価は19世紀後半からとのこと)。それにしてもブルクハルト氏、ルーベンス好きすぎだろう。ルーベンス大好きルーベンス最高、みたいな感じなのだけど、印象派登場以前のルーベンスの評価はこれほどに高かったのか。疲労困憊したネロには刺激が強すぎたのかな。2022/03/19