内容説明
独裁国家…。凶悪犯罪が横行し、巨悪の為政者がはびこる、そんな印象を持つ人は多いだろう。
たしかにそのイメージ通りの国もある。だが、なかには公共料金が完全無料であるなど日本人には夢のような独裁国家も存在しているのである。
エボラ出血熱のニュースで騒がれているリベリア、イスラム国による日本政府への攻撃があったシリア、カダフィ政権が崩壊し新たな国づくりに動き出したリビア、ザイールが崩壊し分裂したコンゴ…。
204ヶ国を訪ね歩いた著者が15の独裁国家に潜入。その驚愕の内幕とは!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobuko Hashimoto
29
強烈な旅行記! アフリカでの強盗、賄賂、拘束、ビザ発給にまつわる大使館のいい加減過ぎる対応の数々は衝撃的。著者が窮地に陥るたび、日本の大使館員さんたちが迅速に対応して救出してくれていたのは救い。2015年7月脱稿の本なので、今は情勢が変わっているかもしれないが、と書きかけたけど、むしろ治安が悪化しているところの方が多いか? ところで、シンガポールとブータンはココに入れるべきなのかな。完全に管理された旅で子どもたちの発表会に感動して(それはいいが)北朝鮮は鎖国したままで良いと熱く語るのにも疑問。2023/01/29
to boy
24
世界にはいろんな国があるんですね。独裁国家といっても実情はさまざまで、鎖国状態でありながら平和な暮らしをしているところもあれば政府関係者、警察官たちが権力をかさに賄賂を要求してくる国があったりして面白いレポートでした。働くことを忘れてしまったナウルの国の行く末はどうなるんでしょう(中国の属国になるかも)。サウジアラビアがイスラム教徒以外の観光客を歓迎しない(メッカには入れない)というのも驚き。ベラルーシのちょっとしたロマンスは唯一心温まる話でした。2020/02/24
きあら
21
世界中204ヵ国を旅した著者の旅先の中の独裁国家14ヵ国の旅行記。中には暮らしやすそうな国もあったが、これを読むと民主主義の有り難さを感じる。特にアフリカの2ヵ国は酷い(๑*д*๑) マレーシアに住んでいた時の友人がマレーシアに来る前にザンビアに住んでいて、日本に比べたら決して安全とは言えないマレーシアが天国みたいだと言っていたのも頷ける。一方でベラルーシの話はドラマの様。2019/10/11
トムトム
20
宗教の洗脳も、正しく洗脳すれば聖人になれる?早起きして冷たい水を浴びて睡眠時間を削って、みたいな出家して修行する人々の悟る何かも正しい面があるのかもしれません。独裁国家も、トップが賢くて本当に価値のある分配をすれば幸せな一般市民になると思いました。私が独裁者になったら、みんな今より幸せになるかも。(ならないかも♪)2022/11/23
モワノー
15
自分がいけないような国の内情が知れて面白い。独裁国家が一概に悪いわけじゃないけど、腐敗してるところには行きたくないな2019/12/17
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