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内容説明
秋田県を中心に東北の山間部に多いマタギ。
古来から伝統を重んじながら猟を続けてきた彼らは単なる猟師ではありません。
樹木や植物、動物に対する造詣の深さ、そしてそれらを誰よりも守ろうとする真摯な態度は、正統な狩猟の民といえるでしょう。
本書では彼らの歩き方、休み方、食事の仕方、火の焚き方など、すべてにおいて無駄がないマタギの知恵をまとめました。
たとえば 「ローインパクトな歩き方」 「夜道の歩き方」 「においのしない、快適便所の作り方」 「雪の中での焚き火の仕方」などなど。
古いけど、新しい山とのつきあい方は、これからの山登りに大いに役立つはずです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
LaVieHeart
10
30年以上前の古い書だが、タイトル通り、マタギの山との向き合い方を紐解き登山に応用しようという一冊。マタギはスゴい。月に一度山に行くかどうかの私が「次回からチャレンジしてみる!」といえる事は少なかったけれど、知識として頭の片隅にあれば、すわという時に役立つ事もあるのではないかと思う内容だった。 とにかく科学的根拠ではなく体感として身に付いているものなのに、全て道理にかなっているのがスゴい。 熊に遭ったら身の回りの物を投げながら逃げる、というのが、黄泉から逃げる伊邪那岐みたいだなぁとちょっと面白かった(笑)2025/01/15
skr-shower
4
友人本。文章化されず失われた技術や知識も多いと思う。普通のハイキング登山に必要なくても、緊急事態に備えて参考にする分には良いかも。2020/09/24
金目
4
マタギの経験則に基づく山の歩き方。基本的には無理をしないし、山に無理をさせないという考え方らしい。細かい所では人によって意見が異なり、知識が各々の経験で受け継がれてきたんだなと感じる。山の神とか一見迷信っぽいしきたりにも、もともとは山をおろそかにしないとか集中を切らさないとかの根拠があったんだろうなぁ2019/05/18
なか
4
・p12 「本当は殺生したくない。しかし、昔から山で生活していくためには獣を殺して売らないと生きていけない。殺すたびに鬼のような気持にならなければならない。また鬼(き)になる。それが変じてマタギになったといわれている。 ・p198 「熊にあったら帽子でもザックでも何でもいいから自分の身の回りにあるものを放り投げることだ。熊というのはなぜかわからないが、最初に投げられたものに噛みつく修正がある。」 2018/01/20
おこげ
4
優しさとは、相手より優れた状態でなければ表す事が難しいと聞いたことがあるけど、確かに疲れが混んできたらソフトに歩くのが難しいので、いかにマタギの方の能力が豊かであるかを実感した。富士山より白神山地に行きたくなっちゃったな。2015/07/05
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