内容説明
老親が亡くなったり、施設に入ったりしたあとに浮かびあがる大問題。それは「親の家を片づける」こと。モノが捨てられない世代の親たちがそれまでの人生で溜めこんだ、膨大な荷物をなんとかすること。ある日突然にふりかかり、親の家が自宅から遠く離れている場合も。いつから、どこから、どうやって始めたらいいのか……いざ始めてみても、捨てられないが保管場所がない、どう処分していいかわからない、自分だけでは判断がつかないものなど、いろいろなものが出てくる。何年も堂々巡りをする人も。けっして他人事ではない、現代のやっかいな大問題に立ち向かった人の実例をもとに「親の家を片づける」ために必要なことをじっくり解き明かした。
目次
第1章 「親の家を片づける」ということ
母と娘が協力して、一軒家を片づけたケース/とりあえずとっておきたがる母を、時間をかけて説得したケース
第2章 実家に戻る、実家をたたむ
母を自宅に引き取り、実家を片づけ続けたケース/実家に同居後、一緒に住みながら片づけ続行中のケース
第3章 亡くなった親の家を片づける
3人分の荷物とひとりで格闘したケース/家と土地の処分のために、少しずつ片づけたケース/同じ年に実母と義母を失い、両家の片づけを行ったケース/遠くの実家に通いながら片づけたケース
第4章 「親の家の片づけ」で疲れ果ててしまう人
親への思いで涙を流しながら片づけたケース/実家の片づけのあと、転居先もまた片づけるケース/義母の荷物が夫のせいで処分できないケース
第5章 生活研究家阿部絢子さんも「親の家の片づけ」に取り組んだ
第6章 「親の家の片づけ」の基本ルール
第7章 知っておきたい有料サービス活用法
第8章 「親の家の片づけ」を子世代の負の財産にしない方法はある?
シルバー人材センターや便利屋さんに頼んだケース/親自身が率先して自ら片づけをしたケース
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
Shimaneko
Mumiu
ぐっち
アーモンド