講談社X文庫 花嫁は愛に攫われる

著者名：火崎勇【著】/オオタケ【絵】

講談社（2016/06発売）

• ISBN：9784062869058

内容説明

利発で美しい侯爵令嬢ホリーは、お忍びでやって来た若き隣国の王グレアムと出会い初めて恋に落ちる。その矢先、惹かれあう二人の結婚を阻むかのように、ホリーは無理やり伯父の屋敷に幽閉されてしまった。強引に彼女を取り戻しにきたグレアムの腕に抱かれ、乙女の純潔を捧げる悦びに身を焦がすホリー。けれど、幸せに浸る間もなく野盗に拉致され、貞節の危機にさらされて……。

目次

花嫁は愛に攫われる
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[六花]

侯爵令嬢のヒロインとお忍びでやって来た隣国の王のヒーロー。二人を引き裂こうとするヒロイン母。優しい母が何故そんな事をしたのか…。というこの話で一番盛り上がる一番肝心の問題が速攻解決してしまった…。切なさに浸る隙がなかったよ…？( ；∀；)話も終盤だったしぃ、そこに至るまでの伏線ちゃんと張ってあったしぃ、納得は出来るんだーけーどー！配分がおかしくないかな？ヒロインが令嬢らしからぬ聡明さを持ってるクダリをしつこく繰り返すくらいならさ、もうちょっと話を掘り下げて欲しかった訳なのですよ…。

2016/12/23

[眞墨]

いつものやっちまったヒーローより下半身理性(笑)がありました。サスペンス方面が面白かったです。

2016/05/09

[十六夜]

天国みたいな幸せから奈落の底に落とされて、というのを何度も繰り返すヒロインの受難物語。ヒロインの身柄があっちに行ったりこっちに行ったりするたびに読んでいるこっちも落ち着かない。最終的には結ばれてほっとしたというより「はーっ、よかった」と身体中から安堵の息が漏れる感じにひやひやしたわ。誰も彼も善意で動いているからまたタチが悪いんだよなぁ。ヒロインもめげない子だからよかったけど。でもヒロインがたくましいせいかなんかヒーローはそこまで活躍してない添え物的な感じだったかもしれない（汗）

2016/08/21

[加那]

この作者さんのヒロインは好感が持てることが多いので安心です。ただ、何時も他の令嬢と違う…と試験的な考査を受けるのは如何だろう。まぁ、そう言うのはあって当然なんだけれど、毎回なので。あっち行かされ、こっち行かされ、主人公は大変ね☆

2016/05/05

[まとい]

ストーリー云々より、淡白な文章が合わない。以前読んだときもうっすら思ったけど2作読んで確信した。けっこう書いてる作家さんだし、どれも評価も良いし、個人的な相性なんだろうなー

2016/05/05