内容説明
何処かより現れ、人々に害をなす漆黒の悪魔──デモニア。その悪魔の力を用いてデモニアと戦うのが、劔氣士と呼ばれる存在だ。かつて最強の英雄として讃えられていた劔氣士ラッシュ・ブレードは、敵に操られたことにより、突如人類を裏切り、多くの貴重な劔氣士を葬って多大な被害をもたらした。そんな彼に唯一提示された、罪を償う方法――それは、劔氣士養成学校の教師になることで……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツバサ
5
面白い!絶望的な状況だけど抗わないといけない、犠牲無くして希望は得られない。そんな、くそったれな話は大好物だ。かつて人類を絶望に陥れた主人公が希望を育てる。燃えるじゃないか。2016/06/10
真白優樹
3
漆黒の悪魔との戦いが続く世界で裏切りの英雄が教師となり指導する物語。―――この救いようがない世界で君たちと。戦いは非常で死は誰にとっても等価であっけなく訪れて。生き延びれるようにと育て上げた子供達は戦場に散り国すらもあっけなく滅びていく。かつて死ねなくてまた死に損なった英雄はまた傷つきそれでも死ねない、だからこそ再び教師として立ち上がり教え子達を戦場へと送り出す。往く者ではなく送る者となった英雄はこの先どんな戦いを繰り広げるのか。自らの行いが人類を窮地に追い込んでしまった世界で。 次巻も楽しみである。2016/06/08
ミクたん
2
なにこの話辛いんですけど…かつての最強が敵に操られウォルフに多くの被害を出してその罪を償うためにウォルフを育てる教師となるという、一見繋がりが見えないようですがデモニアに対抗するウォルフを新たに育てる意味では理にかなっている。でもその成果があまりにも・・今巻はラッシュにとっての新たな戦いの始まりだと思うので、続き期待します2016/06/04