内容説明
安倍政権における閣僚のほとんどが所属している「日本会議」。「日本会議」は誰のために何をなそうとしているのか? 日本改憲勢力の真実の姿とは?
本書は、2017年1月6日に東京地方裁判所からなされた仮処分決定を受けて、一部記述を削除して配信しておりましたが、同年3月31日に同裁判所の異議審において上記仮処分決定が取り消されたことを受けて、当該削除部分を従前のとおりに再修正したものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
404
確かに保守系の雑誌とかには日本会議系の人が多いし、日本会議の組織の概要を知ることが出来た。とにかく改憲、反フェミだけでまとまっていて具体的には何するんだろうな。2017/02/22
遥かなる想い
318
第1回(2017年)大宅壮一メモリアル ノンフィクション賞 読者賞。 改憲に向けてひた走る安倍内閣を支える 「日本会議」という右翼的組織の存在を 大胆に描く。この内容が真実だとすると 正直怖い気がする。 安倍一強の時代に 安倍内閣の周辺を支える 「日本会議」とは何なのか?学生運動に 端を発する青年たちが、その後本当に何十年もの間、黒幕として 関わってきたのだろうか? ..真偽はともかくとして、この国は本当は 誰に動かされているのだろう、 そんな不安を感じる読後感だった。2017/06/23
ハイランド
157
日本会議の存在を白日の下に晒して話題となった一冊。安倍内閣の思想的背景が日本会議であり、その源流は生長の家である。彼らの理想が戦前の大日本帝国の復活というものらしい。日本会議と安倍政権、なんとも薄気味悪い二人三脚ではある。評判になった理由は分かりやすさとドラマ仕立てにある。著者のスタンスが反日本会議、反安倍政権であり、日本会議の活動の黒幕をあぶりだすという構成が、まるでサスペンスものを読んでいるようなカタルシスがある。塚本幼稚園の記述もありキャッチーな本だが著者自身の立ち位置が今一つ掴めなかったのが残念。2017/08/30
fwhd8325
151
いつの間にか強い影響力を持っていた日本会議なる組織とは?そんな疑問はありましたが、あまり関心は持ちませんでした。しかし、この著書が発売差し止めのニュースを見て、読んでみようと思ったところに、森友事件が起きました。222ページに塚本幼稚園のことが書かれていたり、籠池氏も登場します。思想は自由だと思いますが、思想を貫くのであれば、その覚悟を見せなければ池なんだと思います。かつては、左翼も右翼ももっと本筋で生きていたと思います。この組織の成り立ちや考えはわかったように思います。2017/03/08
Piichan
123
この本を読んで思ったのは日本会議関係者は左派や韓国・中国に負けたくないという幼稚な行動原理で動いているということです。日本社会が効率性を重視するようになり、日本会議の幼稚な行動原理が受け入れられやすくなり、豊富な教養に裏づけされた左派はますます不利になっています。左派・リベラル勢力は辻元清美氏のような大衆に訴えかけるのがうまい人を育てなければいけないと思います。この本のように社会のできごとを可視化するというノンフィクションの基本をふまえた本がこれからも増えてほしいです。 2016/07/04
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