内容説明
異星生命体の大使(アンバサダー)をおさめた記憶装置を持つジェイコブとモラグは、ロールストン少佐の執拗な追跡をかいくぐり、必死の逃亡を続ける。その途中で出会ったハッカーの元特殊部隊員ペイガンは、アンバサダーの特性を利用して、人類を凌駕する知性を持つ情報生命体をつくりだそうとしていた。ジェイコブたちは彼の協力を得て、かつての戦友であるジャーナリストのマッジがいるという水没都市に向かう。たび重なる襲撃を生き延び、たどり着いた街で彼らを待ち受けていたのはしかし、街を支配する伝説的な元特殊部隊員バロールの危険な歓迎だった!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたなべよしお
14
まだまだ謎が多い。3巻目でどう展開するのか。と書いたが、元々一冊の本を3分割してるのだからなぁ。一冊で読みたかった。評価は最後まで読んでからだなぁ。まぁ、3冊目を読む気になるほどは面白い。2016/06/24
tom
13
シリーズの2冊目。今のところ、面白くなるのかどうかは不明。面白くなることを期待して、三巻目を図書館に予約中。2018/02/06
わたなべよしお
10
続きを読むために再読。初読の時はサイバースペースの場面がよくわからないような気がしていたけど、じっくり読むと面白いなぁ。2017/11/22
鐵太郎
7
リアルなディストピア的未来像かと思ったら、この巻はナンテコッタ状態です。前巻で成り行きで救った娼婦の少女モラグは不思議な前歴と高いスキルを持っていることがわかってくるし、そのあとの会う相手会う相手次々と死にもの狂いで戦っては仲間にすることに。その展開は面白いんだけどなんじゃこりゃ。で、軌道エレベーターが何の役割を果たすかというと、ただの背景らしい。ふむ。2016/11/24
イツキ
5
徐々に戦いが激しさを増していき一つ一つの戦いが目の前で繰り広げられているように錯覚するほど生々しく凄惨に描かれています。エイリアンと共存する事で人間離れした能力を発揮し始めるモラグと、その様子に戸惑いながらも守ろうとするジェイコブのすれ違いもリアルで気づかいや保護しようとする気持ちと、所有欲の違いについて考えさせられました。2016/12/08