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内容説明
がん患者の大半が感染症で亡くなっている。歩いて入院した人が、退院時にはなぜか歩けなくなっている。入院患者の3割は栄養不良――。こうした実態の背景には、栄養管理を軽視してきた日本の病院の、驚くべき「常識」があった。人生最後のときまで食べたいものを食べ、がんを抱えてでも、本来の寿命まで元気に生き抜くことはできる。そのために、私たちが知っておきたいことは何か。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
里季
70
難しかった。でも、著者が言うことには賛同する。栄養障害が問題なのだ。私は胃癌で胃全摘をしたのだがその後の栄養にはとても困った。特別に余計にお金を払って栄養相談を受け、頑張った。そうでなければ、手術が終わったら放り出されておしまい。これが、高齢者でもともと栄養状態がよくない人の場合だと大変だということがわかる。日本では栄養指導は医療のうちに入らず軽視されているというのが残念でならない。2017/10/07
501
19
癌で病院にかかっている患者が栄養障害に陥っているのは衝撃的。栄養管理の大切さを著者自身の経験と根拠をもとに丁寧に説明され熱意が伝わってくる。大切といっても、どういう症状のとき、どのような栄養を取ればいいのか判断するのは素人に難しいよな。2017/09/19
梅ちゃん
18
「がん」で亡くなる人の8割は感染症であるとのこと。原因は栄養障害による免疫機能の低下。身体に栄養を入れる方法で一番良いのは口から入れること。少なくとも腸を使えるようにするのが良い。腸を使わなければ小腸粘膜が萎縮し、免疫機能が低下して、小腸の中にあった最近や毒素が全身に回る。専門的な言葉もたくさん使われていて、分かりにくいところもありましたが、大いに興味深い本でした。食事がつい好きな物に偏るので気をつけなくては。2016/10/22
ma
7
東口先生を初めて見たのは20年近く前。「医療は愛だ」から崇拝しております。患者さん目線に書かれてる本、医療従事者にも読んで欲しいですね。わかりやすい、管理栄養士としてこのような本が出版されてて嬉しいです。2019/10/28
arisaka
7
最近よく「口腔ケアが大事」とか「口から食べることが大切」と言われるようになった理由がよくわかった。栄養学の加点から病後ケアに取り組んでいる著者による、いかに生きていかに死ぬかの本。2017/08/27