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内容説明
数々のパラドクスに満ちた「無限」の不思議。アキレスはなぜ亀に追いつけないの? 偶数と自然数が同数って本当? 素朴な問いからゲーデルの不完全性定理まで、軽やかな笑いにのせて送る異色の“哲学教室”。(講談社現代新書)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
63
挑発的だ! 入門書のように見えて、実はカントール集合論にもとづいた、よくある無限論をケチョンケチョンにする試み。カントールの対角線論法も、この本では「最低」か、もしくは「あさはか」(!)という扱い(笑)。先生と学生の対話・鼎談という形式で非常に読みやすく、一気読みでした。ただし最終の第12章には手こずった……。ウィトゲンシュタインも読んでみよう。2015/11/30
せ~や
61
職場の人から借り本。某マンガに描かれてる「無限」に関する理屈が、やっと言葉にしてわかりました。わりと簡単に、「無限」という言葉を使うけど、紐解いていくと非常に奥が深い。実無限と可能無限の話はとてもおもしろかったです!後半はほとんど理解出来ず、全体の半分もきっと理解しきれてない。数学は苦手なので、なかなか苦労して読みましたが、そんな僕でも比較的読みやすい本でした。数学と哲学の間のような感じです。☆3.52021/06/24
佐島楓
52
この本は小説仕立てになっている。わかりやすくしようとした著者なりの配慮なのだろうが、それでもほとんど何を言っているのかわからなかった(難しすぎて)。哲学を学ぶにも数学が必要だというこのジレンマ、初めて知りましたよ・・・。2016/02/26
SOHSA
33
《購入本》教授と学生二人だけの哲学講義。こんな授業が本当にあったら是非受けてみたい。数学ではなく「数学の哲学」が講義科目で、ある程度難しく、ある程度易しく、また良い加減に「いいかげん」で思わず笑ってしまう場面も。硬軟あわせ持つ講義の中で、訥々と語られていく無限論は、この世界の有り様自体を語っているようで興味深かった。読後、空を見上げて宇宙の果てに思いを馳せた。2016/11/25
いおむ
27
再読。あれ?表紙が変わったのか。持ってるのと違う。2017/03/05
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