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内容説明
数々のパラドクスに満ちた「無限」の不思議。アキレスはなぜ亀に追いつけないの? 偶数と自然数が同数って本当? 素朴な問いからゲーデルの不完全性定理まで、軽やかな笑いにのせて送る異色の“哲学教室”。(講談社現代新書)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
68
挑発的だ! 入門書のように見えて、実はカントール集合論にもとづいた、よくある無限論をケチョンケチョンにする試み。カントールの対角線論法も、この本では「最低」か、もしくは「あさはか」(!)という扱い(笑)。先生と学生の対話・鼎談という形式で非常に読みやすく、一気読みでした。ただし最終の第12章には手こずった……。ウィトゲンシュタインも読んでみよう。2015/11/30
せ~や
65
職場の人から借り本。某マンガに描かれてる「無限」に関する理屈が、やっと言葉にしてわかりました。わりと簡単に、「無限」という言葉を使うけど、紐解いていくと非常に奥が深い。実無限と可能無限の話はとてもおもしろかったです!後半はほとんど理解出来ず、全体の半分もきっと理解しきれてない。数学は苦手なので、なかなか苦労して読みましたが、そんな僕でも比較的読みやすい本でした。数学と哲学の間のような感じです。☆3.52021/06/24
佐島楓
52
この本は小説仕立てになっている。わかりやすくしようとした著者なりの配慮なのだろうが、それでもほとんど何を言っているのかわからなかった(難しすぎて)。哲学を学ぶにも数学が必要だというこのジレンマ、初めて知りましたよ・・・。2016/02/26
うえぽん
50
数学、哲学、お笑い、詩が好きな著名哲学者が、自身の授業を基に、架空のタジマ先生と2名の学生との掛け合いの形式で「無限」を論じた書。タジマ先生は、カントールの対角線論法、ラッセルのパラドクス、ゲーデルの不完全性定理を、対角線を用いて説明するが、無限が実在する実体と考える「実無限」の考えを否定し、その存在を可能性としてのみ考える「可能無限」の立場に立脚。無限論が哲学と数学が交差する領域の一つであることすら初耳であったが、ゼノンのパラドクスや自己引用文など馴染みの話題も登場。文系理系の壁を壊したい方におすすめ。2026/01/01
SOHSA
33
《購入本》教授と学生二人だけの哲学講義。こんな授業が本当にあったら是非受けてみたい。数学ではなく「数学の哲学」が講義科目で、ある程度難しく、ある程度易しく、また良い加減に「いいかげん」で思わず笑ってしまう場面も。硬軟あわせ持つ講義の中で、訥々と語られていく無限論は、この世界の有り様自体を語っているようで興味深かった。読後、空を見上げて宇宙の果てに思いを馳せた。2016/11/25




