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内容説明
話題沸騰の鉄道コラム、待望の第2弾! 皇居と鉄道の関係、抱腹絶倒の「日本の鉄道全線シンポジウム」、鉄道から見た「隣県の壁」、日本の駅百選……鉄道を通して、近代史を、天皇を、文学を、都市と郊外を、日本の本質を考える珠玉のコラム集です。日ごろ何気なく乗っている鉄道を見る目が一変します。(講談社現代新書)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
215
皇室に関しては少し穿った見方をされるのが気になるが、鉄道のそれも関西の話が面白く書かれていてよかった。PASMOもSuicaがApple Payに選ばれてからは苦戦していそう。2020/05/21
KAZOO
100
この時点で連載が11年も続いているというのは、やはり日本は鉄道文化という独自の領域があるように感じます。この巻も結構面白く様々な鉄道に関するエッセイが楽しめます。私は駅弁が好きなので駅弁や駅そばのところを興味深く読みました。ただ最近駅弁も高いだけになってきて味も画一的な感じです。大手資本、NREなどが買収を進めている結果だと思われます。大船の「鯵の押し寿司」もそのような結果で味が落ちています。これではコンビニに弁当に負けてしまうのではないかと思われます。2015/10/31
山口透析鉄
29
この本とかだと、福知山線の大事故と、それを擁護するかのような川島令三への批判記事等が印象に強いです。 残念ながら川島氏は鉄オタの成れの果て止まりでしかなく、私も以前から全く信用していません。 福知山線の事故についても鉄道趣味雑誌の取り上げ方は全く不十分で、鉄道会社におんぶに抱っこの鉄道雑誌の限界を痛感したのもこの頃でした。2024/06/02
みつ
16
講談社のPR誌『本』の連載エッセイをまとめたもの。2005年の福知山線脱線事故から間もない時期のもので、それについての言及もある。著者の鉄道への向き合い方は、歴史(天皇制を含む。)や地理との関係で見ていくというもので、鉄道マニアとは一線を画する。「最近の鉄道雑誌を読む」(p212以下)で、鉄道マニアの文を「解説」付きで一般人向けに「訳している」のもその表れ。大変な鉄道好きではあってもマニアではないと著者が指摘する宮脇俊三氏のデビュー作『時刻表2万キロ』への意を尽くした賛辞が、著者のこの姿勢を明白に物語る。2021/10/21
佐島楓
14
エッセイがメインの二巻は、申し訳ないが私にはちょっとついていけない世界だった。駅弁についての記述は面白かった。2013/02/13