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内容説明
知的生活とは、頭の回転を活発にし、オリジナルな発想を楽しむ生活である。日常生活のさわがしさのなかで、自分の時間をつくり、データを整理し、それをオリジナルな発想に結びつけてゆくには、どんな方法が可能か? 読書の技術、カードの使い方、書斎の整え方、散歩の効用、通勤時間の利用法、ワインの飲み方、そして結婚生活……。本書には、さまざまなヒントとアイデアが、著書自身の体験を通して、ふんだんに示されている。(講談社現代新書)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
145
おもしろかった!ただ日々を過ごすのではなく、知的に過ごすためにはどうするばいいのかということについて、基本的に読書の技法とともに伝える一冊。わかったふりをしない、同じ本は繰り返し読む、身銭を切る、場所と時間を確保する、など、これだけ言えばまあ当たり前に聞こえることばかりなんだけれど、知識人と著者自身のエピソードで膝を打たざるを得ないような書きぶりにグイグイ引き込まれてしまう。これは手元に置いておきたい名著。2020/06/01
mitei
62
まだパソコンのない時代はこのようにしてたのか~と理解した。でも本を読むことは大事なのは古今東西あまり変わらないな。2010/05/13
hit4papa
61
知的生活とは、書物を血肉とする生活様式のことで、本書はそのあるべき姿を述べたものです。著者自身の生い立ち、書物との出会い、そして書物とどう触れあって人生の糧としたかが述べられています。武士は食わねど...ではありませんが、何をおいても書物が一番というマインドは、受け入れ難くはあります。書物からの情報を整理する方法や、書物を中心とした建築様式の提案等は、考え方はわかるとして今の時代にはそぐわないでしょう。古臭く見えてしまいました。読んでいて反抗的な気分になるのは、著者の自信満々さがひっかかるんでしょうね。2018/11/21
momogaga
37
読メ開始以前の既読本。1970年代後半に知的生活のブームを起こした本。90年代前半まで渡部昇一さんの著書は読んでいました。昨年(2022年)からあらためて、その著作物を読み直しをしています。#自己確立のすすめ
Willie the Wildcat
37
知識欲。場所、隙間時間、集中・・・。”溶鉱炉”の例えは言いえて妙。特に、お気に入りの場所で、自分の時間を満喫する点は同感!私の場合、スタバ。一方、個々人のペースで、無理の無いように楽しむことだろうなぁとも感じる。知的刺激の受け方も様々。中学生と今、同じ本から感じることが異なるのも当然。本の種類も様々。私の場合、お気に入りの絵本も多々。蛇足だが、お酒はやはり日本酒・・・。これだけは譲れない!一方、牛乳・・・。これだけは許して欲しい。(汗)2013/10/23