講談社文庫<br> 真珠湾攻撃総隊長の回想 淵田美津雄自叙伝

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講談社文庫
真珠湾攻撃総隊長の回想 淵田美津雄自叙伝

  • 著者名:淵田美津雄【著】/中田整一【編・解説】
  • 価格 ¥869(本体¥790)
  • 講談社(2016/06発売)
  • 澄みわたる秋空!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~11/9)
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  • ISBN:9784062768054

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内容説明

海軍機動部隊の精鋭360機を率いハワイ奇襲作戦を陣頭指揮し、ミッドウェー海戦で重傷を負い、原爆投下直後の広島で被害調査に従事し、厚木基地にマッカーサーを迎え、ミズーリ号での降伏調印式に立ち会った淵田美津雄は、戦後キリスト教に回心し仇敵アメリカへ伝道の旅に出る。激動の時代を生き抜いた男の真実とは。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

donboo

17
真珠湾攻撃の総隊長として360機の戦闘機を束ねた淵田美津雄。戦争を生き抜き、戦後はキリスト教へ回心し全米を周る。書かれている内容はテレビドキュメンタリーなどで報じられることも多く読みやすい。戦闘機の操縦桿を握った手には聖書が残った。「われ奇襲に成功せり」と発し、晩年は人類の平和と破滅を防ぐために何ができるかを考え続けた。2017/07/23

Willie the Wildcat

17
真珠湾攻撃総隊長。広島原爆被害調査隊。降伏使節。大戦の幾多ある節目を、それぞれ責任ある立場で経験。客観性と先見性を随所に感じる。キリスト教への傾倒。様々な理由があると思うが、「戦前戦後の軍人への評価の変化」も少なからず影響している気もする。伝道時代の穏やかな表情が印象に残る。史実で目新しい点はあまり感じないが、戦後の「Afro-American」兵士からの歓待が記憶に残る。人種問題はやはり根が深い。なお、山本元帥の批判は立場の違いもあり、単純な評価は難しいのではないかなぁ・・・。2012/10/07

梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」

9
▼著者の淵田氏は、真珠湾攻撃の時、飛行機による攻撃の総指揮官を務めた人物。▼この攻撃を恨んだ米兵ジェイコブ・デシェーザー氏は名古屋空襲に参加するが、日本軍の捕虜に。過酷な収容所生活の中で聖書を読んで回心。のちにキリスト教伝道者となった。▼この元米兵の小冊子を読んだ淵田氏も回心。同じく伝道者となり、二人は対面し互いに赦しあった。▼全く立場の違う二人が「赦し」の教えで人生が交差したという物語。この物語が教えてくれるのは、「先に自分が赦される経験をすること」が、そのあと、他人を赦す力の源になるということだ。2025/10/30

小音

9
単行本も読んでいますが、文庫の保坂正康氏の解説がまた良いです。 2014/01/20

mazda

8
真珠湾攻撃の指揮をとり戦争の火ぶたを切りながら、戦後キリスト教に回心し伝道に出た淵田氏の自叙伝である。伝道の中、トルーマンと会って話をしたこともあったようだが、トルーマンが「真珠湾はboth guiltyだよ」と言った言葉の意味の深さを未だ理解できていない。自身の攻撃によって身内を亡くした人から恨まれる一方、昨日の敵は今日の友として、友情が生まれる場面など印象的であった。2012/09/16

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