さよならの先

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さよならの先

  • 著者名:志村季世恵【著】
  • 価格 ¥671(本体¥610)
  • 講談社(2016/06発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062776417

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内容説明

いのちの終わりが迫った人が、大切な人に残す「最後のメッセージ」。自分が死んだ後も、家族や恋人を支え続けられる言葉とは? たくさんの末期がんの人に寄り添い、ただ死を待つのではなく、最後まで何かを生み出そうとする、そのお手伝いをしてきたセラピストによる、心震えるエッセイ集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Smileえっちゃん

57
バースセラピストの志村さん、「いのちのバトン」読後続いて読み終えました。死を間近にした方々と真剣に向き合い、う姿に心打たれます。ご自身が体験されたからこそ、相手と悲しみ、苦しみを分かり合えるのですね。自分が死んだあと、家族に、親しい方への「最後のメッセージ」次に繋がる大切な言葉…悲しいお話なのに読後感が明るいですね。何気なく過ごしている一日が、もっと生きたいと思いながら亡くなられた方の一日なんですね。今を大切に生きなければと思います。 「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」にとても興味が持てました。2020/11/23

おいかわ

14
末期の癌を患った人びとを看取る、セラピストの季世恵さん。彼らは季世恵さんとの出会いを通して最期に本当に大切なものに気づき「ありがとう」と笑顔で旅立っていく。涙なしには読めませんね、これは。 【病気をしたときって自分が主人公になりがちだけど】この言葉にハッとさせられた。自分が苦しいときにも、周りの人を信頼し、助け合うことの大切さ。人を慈しむ心。そして、これらの大切な気づきを健康な人にも気づかせてくれる「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」というイベント。まさに季世恵さんがいたからこそ成り立ったんだな。有難う。2016/01/08

ねこ

12
ターミナル・ケアをおこなうカウンセラーによる記録。登場する方のほとんどが末期がんの患者さん。作者は「たいせつなひとに最後にどんなメッセージを残したいですか?」とたずねる。問いかけるだけではなく、いっしょに答えを探す。そしてその思いを叶えるための手筈をととのえる。うつくしい技術。でもきっと、彼女も同じように傷つき、再生しているんだろうなあ。繊細で強靭な精神の持ち主、そう思いながら読みつつ、いつの間にか、とても身近に感じていました。残ります。2018/06/17

Madoka.@書店員復帰を目指し中!

10
命あるものはいずれ『死』を迎える。しかし、誰しも苦しみながら死を迎えたくはないだろう。この本はセラピストの方の実体験をもとに書かれている。ガンという病気の恐ろしさをひしひしと感じる。愛する人たちを残してこの世を去るというのはとても辛く、苦しい事だと思う。残される方も悲しい。そういう部分を見ているととても辛くなり、泣いてしまった。ガンという病気に対して画期的な治療法が早く発見される事を願う。2013/10/15

ジュール リブレ

7
バース・セラピストという聞きなれない職業の志村さん。実体験に基づく泣かせる話が6話。死と向き合った時の人の尊厳。生きている最後の今をどう生きるのか?そんなことをふと考えさせられる一冊。表参道にある「ダイアローグ・イン・ザ・ダーク」。くらやみの中での対話ともつながります。簡単に読めるのですが、電車の中で読むのは禁物かもしれません。泣けてきて止まらなくなります。それでもお勧めです。2014/01/07

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