講談社文庫<br> 議論の余地しかない A Space under Discussion

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講談社文庫
議論の余地しかない A Space under Discussion

  • 著者名:森博嗣【著】
  • 価格 ¥628(本体¥571)
  • 講談社(2016/06発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062761840

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内容説明

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「正解とは、真実とは、本人が最も納得できる仮説にほかならないのです」(『地球儀のスライス』より)。著者が撮影したスタイリッシュな写真に、小説からの引用とメッセージをクロスさせた、「森ワールド」を立体的に堪能できるフォトエッセィ。なくしてしまった時間と、忘れてしまった気持ちに出会える1冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

192
欲しいものを手に入れるまでに交換する時間と感情。近づいてくる現実をなぜ振り返る必要があるのだろう。何も考えなければ楽なはずなのになぜ考える。意識に気づくことからすべてははじまるのか。ひとりは寂しいのだろうか。偽善は悪なのか。道があることが幸せなのだろうか。立ち尽くすことで何を知るのだろう。ただありのままを感じればいいのになぜか思考を固定してしまう。常識とはなんだろう。自然とはあらゆる変化なのだが。森博嗣さんの思考集。議論の余地しかないこの世界を見つめて。大人になるほど怖いものは減少すると思っていたのに…。2023/01/21

emi

33
フォトブック第2弾。タイトルからしびれますが、既読の作品の場面が蘇ってきて、やっぱりいいな〜と思いながら読了しました。たくさん好きな言葉があるんですけど、「正念場(Moment of Truth)…だいたいにおいて、正念場の実体は、本当の正念場よりも、ずっと前にある」が残ります。今回の解説はまさかの糸井重里さんで、解説をこんなに真剣に読んだのは初めてかもしれません。糸井さんから見た森博嗣先生、なるほどなぁと静かに頷いた次第です。2015/11/11

akira

29
フォトエッセイ。なんとなく2作連続。 いくつか「理由」をテーマにしたものがあった。人は何かをする際に理由を付けたがる。自分を納得させるためというよりは、他人に何か干渉を受けた時の言い訳に近いのかもしれない。 高校の頃「いつか役に立つから」という理由で本を読んでいた。しかし、全然頭に入らず、当時読んだ内容はほとんど覚えていない。 大きな病気のあと、「今を生きる」ことにした。 最近の「理由なき読書」の方が数倍楽しい。 「あまり気になさらない方が良いです。僕も貴女も、時間は未来にしか残っていません。」2013/05/26

coco夏ko10角

24
前書が良かったのでこちらも。文章そのものもだけど、コメントにハッとするものが多い。『君の夢 僕の思考』同様ちょっとした時間にパラパラしてひたりたくなる。2014/11/15

ぺぱごじら

22
S&Mシリーズ、Vシリーズ、短編、そしてスカイ・クロラ。数々の物語からの、けして名場面でも名台詞でもないやりとりを切り取り、日常の『きっと見ているけど視ていない風景』に添えたフラッシュバック・ストーリー。犀川先生、萌絵、保呂草、瀬在丸紅子など色んな『声(無論脳内変換)』が響いてくるけど、何故か耳に残りがちなのは、瀬在丸紅子さんの声(笑)。2013-1782013/11/12

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