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内容説明
科学技術の進歩で、人間は幸福になったのか。「科学と技術の発展によって、国と国民が豊かになる」時代は、終焉しつつあるか。情報化、医療と倫理、宇宙開発など、日本の諸問題を多角度から論じる注目の書。(講談社現代新書)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
23
JOCの原発事故の項だけを読んだがこのころから原発は本質的には何も変わってないのかも・・・また他の項も再読していきたい。2011/03/30
rigmarole
9
印象度A-。20年以上前の本ですが、科学技術そのものも、最先端技術の社会・生活への普及も日進月歩で進んでいても、氏の指摘する問題や論点はますますその重要性と正しさを増すばかりです。専門的な内容について、事例の背景を丁寧に説明し問題点を整理してくれるので、門外漢にも事情がよく呑み込めます。彼の結論に完全に同意します。現在では科学は社会に開かれていなければならず、科学者は社会に対して責任を持たねばならなくなりました。そして全ての人が文理両方の知識を持ち、広い視野から総合的に判断しなければならない時代なのです。2024/10/21
かみしの
8
2000年から、もう15年も経過した。本書に書かれている科学にまつわる情報は、すでに更新されている。原発では東海村以上の事件が起こり、ES細胞を凌駕する細胞が俎上に挙げられ、パソコンは一家に一台以上普及する時代だ。だからといって本書を古いものとして唾棄すべきではない。科学が更新されても変わらない、普遍性をもった主張が多く述べられているからである。科学者のダブル・スタンダードの話は、未だに科学者に影響を与えているように感じる。科学者が社会に与える影響はとても大きい。失敗したら自殺しなくてはいけないほどに。2015/02/19
オランジーナ@
2
2000年の本でパソコンの話等情報は古いが、科学と人間社会の諸問題の構造について平易な文章で解説している。東海村の原発事故についての文で書かれていた将来の原発事故の予言は当たっていて驚いた。2015/02/20
寝落ち6段
2
2000年刊。ちょうど21世紀に入る前、臓器移植やインターネットの普及、東海村臨界事故などが起き、科学技術についての倫理とは何かを主題に、その歴史を追いながら今後、私たちが科学にどのように向き合えばいいのかを示唆している。本書の刊行から14年。危惧されていた大事故やインターネットリテラシーの問題、生物医学の問題、科学者の狭い世界で起こる問題などが予見されていることが起きている。悲しいかなあまり科学倫理は向上していないのかもしれない。2014/05/17
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