講談社文庫<br> イベリアの雷鳴

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講談社文庫
イベリアの雷鳴

  • 著者名:逢坂剛【著】
  • 価格 ¥1,047(本体¥952)
  • 講談社(2016/06発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062734493

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内容説明

総統暗殺!?1940年。内戦の痛手いまだ癒えぬスペインでは、フランコ殺害を企む一派が活動を続けていた。ジブラルタルを巡り、日英独の諜報戦が熾烈を極めるマドリードに現れた日系ペルー人の宝石商・北都昭平は、やがて激動する歴史の渦へと巻き込まれていく。苛烈な闘いを緻密に描くエスピオナージ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まつうら

62
フランスがヒトラーに降伏した時代のスペインを舞台に、各国の思惑と諜報戦を描く。あの戦争のとき、スペインは枢軸側にも連合側にも与しなかったが、もしどちらかに参戦していたなら、歴史が変わっていたことは想像に難くない。しかし動かなかったスペインの裏で、ドイツやイギリス、反政府組織などがいろいろと工作していたことはとても興味深い。さらにペルー人を装った日本人・北都がからみ、戦争の匂いを濃くしている日本はどうすべきかを案じる姿を見つけると、続編「遠ざかる祖国」が気になって仕方ない! このシリーズにはまりました💦2023/07/03

stobe1904

22
【イベリアシリーズ第一弾】全7作からなるイベリアシリーズの第一弾。スペイン内戦直後のスペインを舞台に史実とフィクションを巧みに組合せて、政治家たちと欧州列強国の諜報員たちの虚々実々の策謀を描く。ドイツから枢軸国側での参戦を要求されるスペインとそれをはぐらかすフランコ、そのフランコ暗殺を企む不穏な情勢、独英の戦い、日本の開戦など今後の展開に期待が膨らむ。この壮大なシリーズはゆっくり、じっくり味わいたい。★★★★☆2021/12/20

ひで

12
中々読み応えがありました。蘇るかなぁ⁇2017/01/09

takeapple

11
スペインといえば逢坂剛、イベリアシリーズの第1巻。大きな流れに基づいているから、うまく行かないことはわかっているのに、思わず手に汗握る。今後の展開に注目だ。記録によるとずっと昔に読んだはずだけど細部は忘れているなあ。こういった小説が好きだなあ。2023/09/04

へいへい

7
カディスに続くイベリアシリーズに突入。700ページ越えてもまだ序盤らしく、すぐにでも続編に手を出したい。残念ながらこのシリーズってあんまり本屋で見つからないんだけどね‥。逢坂剛、もっといい扱いにしてもらってもいいのでは、と思う作家です。2016/01/02

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