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内容説明
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身の回りにある数百万種の物質を統一的に理解する物性物理学の最前線。21世紀の科学技術の行方を展望する。量子論、相対論の融合から始まった物性物理学によって、身の回りに存在するあらゆる物質の本質が明らかにされてきた。半導体、液晶、超伝導などの新物質を創り出し、ナノテクノロジー、極限の世界を切り開く物性物理学の最前線に迫る。(ブルーバックス・2005年6月刊)
目次
第1章 物性物理学の誕生
第2章 物質の起源
第3章 物性の出発点
第4章 物質の構造
第5章 電気伝導の世界
第6章 磁気の世界
第7章 物性の新局面
第8章 極限科学
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
anco
11
物性物理の最前線。半導体や超電導、スピントロニクス、カーボンナノチューブ、極限環境下での物性など、物性物理の各分野における最先端の研究、情報が書かれていました。量子論や電磁気学などの最低限の基本事柄の説明も書かれており、無理なく読み進められました。2015/06/25
おりぜる@論文終わるまで読書可能時間激減
4
物性物理の世界の広がりを体感できる。いつか固体中の場の量子論を理解できるようになりたい。材料工学やハイテク機器への応用がたくさん載ってておもしろかった。2018/09/08
東側ギャン
2
1000テスラは難しいって言ってるこの本が2005年。東大が1200テスラの強磁場の発生に成功したのが2018年か…。2023/04/25
サンセット
2
量子論と相対論が結びつき、固体・液体・気体などのあらゆる物質を説明する物性(固体)物理。無機や有機まで行くと細かい話も多いけど、統一的に考えようとする方法は好き。波長が長い電波は波動的に見え、波長が短いγ線は粒子的に見える、でも物質波を測定することはできない、といった基本的なことも割と丁寧。素粒子論辺りはやはり他の本でと思うけど、歴史的な経緯も割と触れている。金属結合では、許される電子の波長に幅ができて、それで荷電子帯や伝導帯ができるのが目から鱗。磁性体以降はちょっと勉強不足。他の専門書で勉強したい。2017/01/10
murumy
2
高校位の物理があればわからないとこは大なり小なりあると思われるが、読み物としても面白い。自分の場合は違う研究分野に行くための足掛かりとして読んだが非常に良かった。物理にはわかりにくい概念が多いがこのような読み物をたくさん読んでいくと相補的に知識が繋ぎ合わされ理解が深まるであろうと感じる。是非とも学部一年生などに薦めたい一冊。2014/11/15
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