内容説明
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森博嗣の撮る写真は、無機的で静謐(せいひつ)で孤独だ。しかし、寂しさはない。それらの写真は、撮影した視点、人間の存在を語っている。森博嗣の目で世界を見ることができる。その特異な視点からのインスピレーションで綴られた25の超短編からなる異色の作品集。2001年に限定版で出版された幻の一冊、待望の文庫化!
目次
まえがき
Blue Five and Red Silence
Green Five and Black Beach
Violet Five and Gold Sentiment
Pink Five and Brown Apparatus
Air Sketch Construction Set
森都馬の日常
1 ~ 1件/全1件
- 評価
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公開用本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
151
森さんが取った写真にご自分の超短編をつけている可愛らしい本です。写真と内容はあまりマッチしないのですが、それがいいのかもしれません。最後のほうにご自分の飼っている犬の写真が豊富にあってほほえましくなります。2016/06/03
Y2K☮
32
写真&掌編。改めて小説は短い方が難しいなと。書くのも読んでもらうのも長編よりハードルが低いけど満足してもらうのが難しい。半歩先を行く仕掛けが必要だし時には強引にねじ伏せる何かも求められる。あとは信用性の問題か。森博嗣だから読みたい、森博嗣なら楽しめるはずという信用性。そういう好意的な(ある種盲目的な)ファンを一定数獲得できるか否か。そのラインを越えるまではガチでいいものを創り続ける。そのためには書き続けて磨くしかない。あと短編&掌編はワンイシューの説得力だ。絞り込んで訴え、そして斜め上から微量のスパイス。2020/06/23
まぁみ
26
缶バッジ付きの限定版を所有しているが(もちろん既読)、文庫版も電書で保有(笑)。ちょっと疲れていたので、気持ちを休めるために、再読。森さんの頭の中は複雑雑多。凡人には計り知れない域だ。意味不明な文たちが疲れた頭に心地よかった。写真がまた面白い。静謐でいて何となく温かみがあってさ。余談だが、我が家の先代犬はトーマ(都馬・Thoma)といいます。もちろん森さん家のシェルティ、萌絵さんの愛犬から命名しました。14歳のその日まで、元気いっぱいでした。犬種は違えど同じ名同士…虹の橋の向こうで会えているといいな。2023/07/25
coco夏ko10角
25
『読書』と『天秤』が面白かった。これは同じ設定で中短編で読んでみたい。あと栞に書かれてる内容もいい。著者の作品はこれにあてはまるのが多いよなぁ、特にXシリーズに。2014/11/26
akira
24
とても短いお話と写真の本。 『スクロールを必要としない程度の文章』なので、本にすると1ページ前後。その短さはとても鋭い。 邦題と英題。森博嗣のセンスがとても心地よい。 文章では「誘拐」「学識経験者」が好き。 「物事の遂行に必要な条件を、彼はすべて砂場で学んだ。」2013/04/23
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