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内容説明
「こんなやり方、効率悪くないっすか?」「メールで済ませるのが、どこがいけないんですか?」「他社(よそ)でできることが、なぜ当社(うち)ではダメなんですか?」……そんな「正論」「論理」を駆使する人たちは、なぜ仕事で成果を上げられないのか? 人も仕事も「正論」より「感情」で動く。多くの事例をもとに、できる人・できる職場が大事にしている「場づくり」「関係づくり」の心理学を大公開!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
川越読書旅団
61
「正論(ロジカルな主張)」では逆に万事物事を上手く動かすことが出来ないのだよな~っと、改めて納得。やはりこの国は「論破(欧米的思考)」より「共感(日本的なそれ)」なのだ。2016/01/08
みんと
20
正しいことを言っているのに周りの人に相手にされなかったり煩がられたりする人はどこにでもいるものである。 自分の中で納得できずにモヤモヤしている人は本書を読んでみると、客観的に自分を見つめ直すことができるのではないだろうか。 本書では論破すること、ディベートにも否定的であり極端な面もある。 仕事の場ではロジカルな意見も必要なときもある。 ただ仕事上ではここで言う情緒的コミュニケーションも心がけたほうがよいだろうしバランスが大切だ。2015/12/25
かめぴ
14
言っていることは正しいのに、バカと呼ばれる日本の職場。面倒臭いなぁと思っていても、感情をないがしろにすると総スカンを食う。感情コントロールが下手なんだよね。多分。2016/04/17
とびを
13
職場のいろんな人に読んでほしい本2015/10/20
チャー
11
ロジカルに物事を考えて実行するだけでは物事は進まないことを記した本。社会生活では理屈で割り切れないことも多いいにもかかわらず、ときにそれを煽る風潮があることに言及し、なぜそうなのかを心理学者の著者が詳しく解説している。本書で取り上げられる具体例は思い当たる点も多く納得。日本の文化や風習が、必ずしも的確にはっきりとした態度で進まないことの理由がよく分かる。ロジカルを否定するわけではなく、全面に押し出しすぎるとうまくいかないことが多い。人は感情で動くことを再認識するとともに内省が促される。2021/04/11