内容説明
現在日本の持ち家率は8割で、少子高齢化の影響もあり「住まない実家」を相続するケースが増えている。「住まない実家」は税金が割高になったり、維持費がかかったりと、何かとお金がかかる。とはいえ、思い出の詰まった家をすぐに売るのも忍びない……。日本一相続を見てきた税理士が、モメない、後悔しない相続のヒントを解説する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
🍭
5
図書館本。相続について知りたくなったので読み始めてみた、相続の法的な手続きを述べてるのは主に第3章まで。細かいところには立ち入らなかったので、読みやすかったし、相続の概念を学ぶ入門には良かったけど、丁寧さは物足りない。第4章で税理士の立場はこういうことを考えているんだなっていうのが述べられていることが意外と面白かったかも。ほかには、関心を持っている空き家問題の本質は相続法の不便さからきてるところか多そうだなぁと思った。気持ちの面で土地を手放したくないが、建物を処分すると固定資産税が増えるのがね……2023/07/30
でんか
5
よくいわれるところの「相続」を「争族」にしないように、というのが大事なんでしょう。住まない/住めない。売らない/売れない。分けられない/分けないと、いろいろ問題が出やすい「実家」という「不動産」もしくは「負動産」。早いうちに何とかしておかないといかんという本。半分ぐらいは家の事ではなくて、財産の相続について書いてあります。暦年贈与とか、へ~という感じ。お金があると大変、と思っていると、アナタも対象かもしれませんよなぜなら税制が変わったから、というのが後半の趣旨。分かりやすい本でした。2017/11/09
万次郎
3
実務を行っている税理士が書いた本なので、非常に勉強になります。これ以外にも本に書けないノウハウがあるのだろうけど、実際の相続を理解するには良い本だと思う。2019/08/20
天音春子
3
図書館本。 金銭のハウツーではなく、相続の揉めない具体的アドバイスだった。 日頃から親子のコミュニケーションは大事だと知らされた。 2015/07/02
Koba
3
相続とは、すがたを続けるということ。即ち、亡き人の姿を続けていこうというのが、相続である。 相続には、二重の意味がある。精神的な意味と金銭的な意味。税金対策も大事だが、親の想いも継ぐことが大事だ。 子としては、親がやりたいようにやってもらうしかない。子の立場から相続対策など持ち出せば、早く死ねと言っているようなものだろうから。 節税より生活優先。節税より心情優先。2015/04/20