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内容説明
厳しさを増すこの時代を生き抜くには、実直に頑張るだけでなく、ときには「ズルさ」を発揮することも必要だ──。社会全体が敵になるような大きな困難を乗り越えてきた著者が、「人と比べない」、「嫌われることを恐れない」、「問題から目をそむけない」などの誰でも直面する11のテーマを解き明かしていく。2014年新書年間ベストセラー『人に強くなる極意』待望の第二弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
96
本書はいつもと異なり全体的に平易な言葉で読者に優しく語りかけているように書かれており、少し驚いております。とはいってもやはり内容は濃く、何周かすることになりそうです。本書では心理学的な箇所が特に印象に残りました。特に自己愛型人間が5分でわかる云々等のハウツー本を読んで曲解して・・・・・そうか、あやつめの言動は当にこれですワ。原因がわかりました。2016/12/18
ehirano1
70
ストレスを極少にして生き抜いていくための「ズルさ」について著者の提言でした。その中で、読書による代理体験が重要であることが言及されており、各章末には著者のその提言を代理体験できるように2冊づつ本が紹介されており、かなりの秀逸本である思いました。2022/08/11
どんぐり
70
前作よりは、こちらのほうが断然面白い。人と比べない、問題から目をそむけない、頭で考えない、時間に追われない、酒に飲まれない、失言しない、約束を破らない、恩を仇で返さない、嫌われることを恐れない、人を見た目で判断しない、上下関係を軽んじない。これが、いまを生き抜く極意である。現代を生きるビジネスパーソンの11の鉄則といってよい。ただし、こういうことは頭では考えることができても、実行できないのが人間である。たとえば<問題に目をそむけない>には、こんなことが書いてある。「人間は大きな問題、重大な問題に直面するほ2016/08/17
morinokazedayori
70
★★★著者のいう「ズルさ」とは、社会で生き抜く「賢さ」のことだ。我々は組織の中で勝ち残っていかなければならないにも関わらず、組織の中でうまくやっていかなければならないという、矛盾した状況の中にいる。その中でよりよく生きていくには、教養と知恵を蓄えることにより直観力を磨く。ビジネスという経済的合理性を求める場以外に、地域、趣味、ボランティアなど仕事以外の場で信頼しあえる誠実な人間関係を築く。複数の価値観を持つことにより、どんな状況にも対応できるしなやかさを持つ。参考になった。2015/09/03
Tsuyoshi
63
生きていく上ではどこでも組織があって上下関係が存在し逃れられない現代社会。そんな中どう立ち振る舞っていくべきか沢山のヒントが示されており、著者である佐藤さんの知性や賢さが反映されている。自身あまり上手く立ち回われてない自負があるのでできる部分から参照していこうと思った。2018/07/28