魂の退社―会社を辞めるということ。

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魂の退社―会社を辞めるということ。

  • 著者名:稲垣えみ子【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 東洋経済新報社(2016/06発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784492045947

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内容説明

「まっとうに会社で働く人が日本を支えている。それは本当にそうだと思う。
 しかし、会社で働いていない人だって日本を支えている。
自営業の人たち、フリーランスで働く人たちは言うまでもない。
 さらに、お金を稼いでいない人たち、たとえば専業主婦、仕事をやめた高齢者、何かの事情で働けない人、子どもだって、みんな日本を支えているんじゃないだろうか?
 食事をつくる、掃除をする、孫と遊ぶ、何かを買う、近所の人にあいさつをする、だれかと友達になる、だれかに笑顔を見せる――世の中とは要するに「支え合い」である。
 必ずしもお金が仲介しなくたって、支え合うことさえできればそこそこに生きていくことができるはずだ。
 しかし会社で働いていると、そんなことは忘れてしまう。毎月給料が振り込まれることに慣れてしまうと、知らず知らずのうちに、まずお金を稼がなければ何も始められないかのように思い込み始める。
 そして、高給をもらっている人間がエラいかのようにも思い始める。
 だから、会社で働いていると、どうしても「もっと給料よこせ」という感覚になる。これは、どんな高給をもらっていても同じである。(中略)
 しかし私は、もうその争いに意味を感じなくなってしまった」(プロローグより)
 そういう著者が選択したのは、会社を辞め、電気代200円で暮らす清貧生活だった。しかし、著者はかつてないほど希望に満ちていると書く。日々が何より新しい。それは「お金」や「会社」から自由になったことで得たものだ。会社とは、お金とは、人生とは何かを問う。笑って泣けて考えさせられて最後に元気が出る本!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

111
【つながるためには、まず一人になることが必要】50歳、夫なし子なし無職だが、希望でいっぱい。大学卒業以来、28年間勤めた朝日新聞社を辞めた著者が、退職後に身の回りで起きたことなどについて語った書。<会社を辞めて本当によかった、正解だった!としみじみ思う一方で、しかしもし会社に就職していなければ私は今頃どうなっていたかと思うと、やはり会社員であったということが私にとっては掛け値なく重要な素晴らしいことだったのだと、これもまたしみじみ思う>と。その上で、このように書く。【会社よありがとう、そしてさようなら】⇒2024/02/26

アキ

111
2016年発行。本棚整理目的で再読。50歳会社を辞めてみて考える、この国の社会や会社のこと。「会社をやめてみて、猛烈にやりたくなったことが仕事である。」とありますが、同年代なので身につまされます。朝日新聞社という大企業を辞めても、最近もよくテレビでお見掛けしますので、むしろひとりになることでつながりが増えたのかもしれないですね。本書は辞めた直後の自由ですっきりした後に、身の回りに起きたことへのあたふたした感じが記された貴重な本だと思います。「おもろうて、やがてかなしき無職かな」2022/08/20

ばんだねいっぺい

98
 なんだかんだ、できる人なんじゃないか、この人は。もし、朝日新聞の社員さんがみんなこんなに世間知らずだとしたら、うすら寒い感覚がある。体験してみるとという側面もあるが、普段、金のない人やキツイ暮らしをしてる人との接点がないのだろうか。 その気がなくてもその手の暗い話は耳へと飛び込んでくるが。2017/07/09

tetsubun1000mg

97
新聞記事でアフロヘアの女性記者が、震災後に自宅の電気契約アンペア数を落としたりして節電を実際に体験するコラムを読んでいたので、あの人かと思って手に取りました。  見た目も考え方も変わっているなあと思いましたが、正直な気持ちを書かれていると感じました。 退社しなくてもいいように思ってしまいますが、ご自分の人生に対する決断ですからそれも今後の記事のネタにされるのでしょう。 文章はさすがプロ、読みやすいしスーッと入ってくる。2019/10/21

はたっぴ

90
ガツガツ働き、欲望全開の暮らしをしていた著者が「お金がない方がハッピー」という確信を得るために、会社を辞めて無職になった。エネルギッシュで徹底した極貧生活ぶりが、元新聞記者(著者)により赤裸々に綴られている。「このままでいいの?」という迷いは、誰でもふいに感じることだろう。“勝負を挑むかのように「負けちゃいけない」と発奮して日々を送っていた。真面目に頑張ったらその分何かが返ってくるわけではないのに…。”等々、退職前後の自らの深層心理を探りながら、見栄を手放して等身大の自分を語る魂の一冊だった。⇒⇒2016/06/17

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