昭和UFO

著者名：阿武 誠二（SEIJI／GUITAR WOLF）【著】

リットーミュージック（2016/06発売）

• ISBN：9784845628148

内容説明

ギターウルフSEIJIが抒情的に描く、昭和の風景と終わりなき青春の記憶

ギターウルフSEIJIの人気ブログ『フジヤマシャウト』が待望の書籍化。2007年にスタートし、2016年春の時点で400に迫る膨大なエントリーのなかから珠玉の89篇を抜粋、再構成。忘れられない夕焼け、夏休みの記憶といった誰の心にもある幼少期の情景、えも言われぬ思春期の感情、そして上京した一人の青年の成長の記録とその果てにつかんだロック体験が、抒情的かつ映像的な筆致により鮮やかに描き出される。世界を股にかけて活躍するロックンローラーが、ギターをペンに持ち替えて放つファースト・エッセイ集！

目次

忘れ物の教室
ワンス・アポン・ア・タイム・イン雪
カブトムシの夜
石川五右衛門風呂
夕焼け作戦
柿食えばUFO
戦慄のカマキリ
諫早の親友
秘密基地の幽霊
ヒロシマ原爆ドーム
さらば広島の花
神社のお祭り
ザリガニ惑星
初恋ビート
野球、夕焼け、長嶋、柴田
花火それぞれ
弁当バトル
大雪の宇宙人
ブラウンマフラー
夜汽車
あっ穴!?
ラジオロック1　脱けだして電波
ラジオロック2　東京電波
ジョーン・ジェット＆ザ・ブラックハーツ２
マグニチュード・ブルース・リー
エブリデイ幽霊
RCサクセション
ノストラダムスの大予言
ムカデ・エキサイティング
木枯らしセブンティーン
エスケープらーめん
高校生MK5
ガソリン子守唄
赤坂の親子丼
雨の訪問者、高田馬場三畳一間
千鳥桜
おせち料理IN東京
リンク・レイ・マン...

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[72ki]

私が５、６才のある日。なぜだか夕日を見ると胸がキュッとなることに気が付いた。それは痛みと言えば痛みだし、寂しさと言えば寂しさだったが、不思議と甘美な感じも伴っていた。後にロックンロールが大好きになったのは、それと関係があったのかもしれないと、本書を読んでいて、ふと思い出した。

2016/12/20

[ミントン]

最高！セイジさん！

2024/07/27

[kimrahimovic]

小学校の頃住んでいた長崎の田舎の家の周りの記憶や、上京後バイトした原宿の服屋、工事現場での働きぶりの話など、ロック以外の何気ないエピソードの話が鮮明で妙に味わいのある話で、面白かったです。 信念とスタイルを持って生きてきた人の文章は、それだけで独特の文体がある、ということを再認識。

2018/02/25