角川新書<br> 風水師が食い尽くす中国共産党

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角川新書
風水師が食い尽くす中国共産党

  • 著者名:富坂聰【著者】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • KADOKAWA(2016/06発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784040820675

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内容説明

思想統制が敷かれる中国では、共産党指定の宗教以外は禁止されている。ところが、権力トップの一人がある風水師に心酔し、国家機密を漏らしていたことが発覚した。権力トップと宗教という、隠された関係をあばく。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

51
宗教は阿片である。と言ったのはマルクス。その言葉が示しているように、共産主義と宗教とは極めて相性が悪いというイメージがある。現在の中国においても聞こえてくるのは、法輪功や地下キリスト教教会といった弾圧に関連するものばかり。本書は共産党幹部と風水の関連について、別の一面について教えてくれるものであった。先に大ニュースになった周永康と風水師とか、共産党幹部と少林寺の関係とかどれも興味深い。ここの風水師とは未来予測を主とする占い師的なもので、イチかバチかの時人事以上のものすがるのは人の本能みたいなものかなあ。2016/06/27

大先生

9
中国では政界だけでなく経済界でも一般大衆の間でも風水師が絶大な影響力を持っているそうです。桁違いに人口の多い中国では努力や才能だけで成功できるとは限らず、成功には「運」が非常に重要な要素だと誰もが考えており、チャンスがあれば全人生・全財産を賭けて勝負に出るということも珍しくはない。そんな社会なので未来を予知してくれる風水師が活躍していると。勉強になりました。2022/09/01

スプリント

6
栄光と没落が紙一重で没落は死を意味する中国の情勢がよくわかります。 経済が発展し、グローバル企業が育ってきた中国にとって共産党と起業家達の権力・利害闘争がどうなるのか興味深いところです。2016/07/19

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