内容説明
死の前では、みんな童貞だ。
ビートが必要だ。ぼくたちを躍動させるいいビート。それに詩だ。くだらない詩は捨ててしまえ――。ボブ・ディランの遅れてきた熱狂的信者であるぼくは、バンド活動に励み、自己表現を模索するそこらへんにいる高校生だった。やがて、原因不明の十代中心に男子ばかりが死に至る奇病が猛威を振るう。まだ人生を始めたばかりのぼくは、隔離された病室でこんな世界にしてしまった大人たちを呪詛する。でも、それだけではクールじゃない。ぼくはかつてのバンド仲間たちとある行動に出る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
92
帯に惹かれて・・そうさ『死の前では、みんな童貞だ。』ね❓惹かれるでしょ❓でもね、でも、私には何一つわからなかったよ(*´Д`)誰か教えて下さい感性が違うだけなのだろうか❓嗚呼、久々にお手上げでした(汗)2016/05/18
ゆにこ
54
名前に覚えがあるなあと思ったら、セカチューの作者さん。面白さがいまいち分からなかった。2016/05/24
ASnowyHeron
28
現実と幻想の中を行き来しているような作品だと思った。作者のことは何も知らないが、作者はディランの熱烈なファンでそのことからこの作品を書いたのだろうか? 作者が何を訴えたいのかわからなかった。2016/07/10
はじめさん
16
ボブディランにあこがれ楽器を手にした少年たち。やがて世界中で、10代男子が高確率で発症、死に至る病の蔓延。病院に隔離される中で夢想し爪弾くはマインドエアギター。/ セカチュー映画化した頃、原作本を読んで以来の片山恭一。あれも不知の病モノだったが、今作は正直よくわからなかった。ある日いきなり「普通の日常」が無くなるという事で何が変わるのかを問いたかったのだろうか? 表紙絵は文章以外でもマルチな才覚を発揮する西加奈子。アリクイ? バク? / 片山さんは愛媛出身で親近感湧くも、ぶっちゃけ収入源が気になる。(H22016/06/10
aloha0307
12
まずは、西加奈子さん作のカバー表紙が眼をひく。人生の喜びや悲しみを知らないまま死んでいかなくてはならない若者たちを、主にBobDylanの音楽に絡めて描いていく。”死の前では、みんな童貞だ。ビートが必要だ。”ものがたりの進行はrectangled in blue♪ ブルーにこんがらがって...という感じ。2016/06/04
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