内容説明
ときは1990年代前半、“女芸人ブーム”前夜。東京の国立大学に通う真名子は、幼なじみの貴子とお笑いコンビ「モンスーンパレス」を結成した。自らの不美人を認識しない真名子と、世間ズレしたOL志望の貴子。笑いとは縁遠い生活を送ってきた彼女たちが、なぜその世界に入り、どう生き延びていったのか。時代によって作り出された“女芸人”の先駆者となる四人の女性の悲哀と幸福を描いた長編小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
阿部義彦
12
売れない女芸人たちを書いた物語。殆ど筋書きを作者が語る形式に始終しており、物語としてのコクは皆無でした。(そこが狙いなのか?)結局結婚して終わりかよっ!みたいな何か橋本治らしさが今回は無いみたい。なんか投げやりに終わらせた印象。2016/03/20
わかめ
3
はっきり言って古臭くてつまらない。ところどころ、作者が顔をだしてコリクツこねるのが、なんかイヤだ。だから、なんなの?…という感じ。途中、なんども挫折しそうになった。2016/03/07
Noshi Wada
1
フィクションなのだろうが、モデルにしたと思える女芸人たちを容易く想像出来る掴みはまずオッケー。彼女らが何をどう考え、如何にして女芸人になりしか的な事が細く分析されており、下世話な興味も手伝って面白いんだよ途中までは!如何せん、ラストがなあ…。スラムダンクのいきなりな最終回を読まされた時の気分を思い出したよ。終わりかい!みたいな。2016/05/10
tkm
0
オアシズと鬼奴さん2016/04/06