ラーニング・レボリューション ― MIT発 世界を変える「100ドルPC」プロジェクト

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ラーニング・レボリューション ― MIT発 世界を変える「100ドルPC」プロジェクト

  • ISBN:9784862761767

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内容説明

すべての子どもが1人1台
パソコンを手にしたら
この世界はどう変わるだろう。</p><p>「100ドルのパソコンをつくってみせる」。まだタブレット端末やネットブックが普及していない時代、
たった100ドルで地球のどんな場所でも使える最強のパソコンを貧困国の子どもたちへ届けようと、MITメディアラボでスタートしたプロジェクト、
「OLPC(=One Laptop Per Child (すべての子どもにパソコンを) )」。</p><p>このパソコンは、どんな環境で暮らす子どもでも使えるタフなつくりで消費電力も最大僅か2Wだが、ただパソコンとして優れているだけではない。
搭載の学習ソフトでは、教師に教わる受け身な「勉強」ではなく、自らプログラムをつくったり友人同士で教え合う自発的な「学び」が体得できる。
OLPCのゴールは、途上国のすべての子どもたちにパソコンを配ることではなく、彼らの学びを促進して彼らが社会変革を起こすようになることなのだ。</p><p>構想から約50年、世界60か国に広がる「OLPC」。
子どもたちの学びをもっと楽しく、もっと自由に、生き抜く力を得るために――

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Sanchai

4
OLPCのことはかなり以前から聞き知っていたけれども、ハード面での制約要素ばかりに気を取られていてXOが子供の学習姿勢に及ぼす変化への洞察がまだまだ足りなかったと反省した。巨大プロジェクトを動かすための広範なパートナーシップをどのように形成するのかを知る上では、OLPCは格好の素材。OLPCの成功した点、失敗した点、率直に語っているのはいいが、正直言うと、かなり読みづらい本だ。翻訳のせいというよりも、原著者の描き方がそうだからだろう。せめて、どこの国で現在進行中か一覧できる地図でもつけてくれてたら…。2016/01/30

mft

1
OLPC プロジェクトの進んできた平坦とは言えない道程の振り返り。いろいろ考えさせられる2014/12/23

1
途上国の子供向けに作られた100ドルラップトップパソコンの経緯を紹介。現在ではほぼ全ての国の教育でタブレット端末が用いられているが、その少し前のパソコンは高級品でとても一人一台は無理な時代の話。子供向けの使いやすさを追求したデザインであることは勿論、OSや部品のコストを出来るだけ下げつつ、素人でも修理や指導が可能なパソコンを制作するまでの苦労がひしひしと伝わってくる。非営利団体であったが為政府や企業の協力を得られて、トップダウンで活動できたのが大きいのか。少ないリスクが大きなイノベーションを生む。2014/07/03

saku_taka

0
これだけの事業を進めていくのは,やはり大変。それでも,そのおかげで多くの人の人生に大きな影響を与えているのだから,すごい。現地の活動を担う人をそう組織して,継続されるか,ってのが難しい。2014/07/01

Monty

0
プロジェクト自体も勉強になるが、それよりも考え方、進め方が大変役に立った。2019/05/11

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