花とゆめコミックス 綺麗展覧会

著者名：喜多尚江【著】

白泉社（2016/05発売）

• ISBN：9784592177364

内容説明

誰もがきらきらと光を放つ「綺麗なもの」を持っている。それがなんなのかきっと気づかせてくれる、ハートフル・ファンタジー「綺麗展覧会」。返還を目前にした香港で揺れる恋心をせつなく描いた「100万＄KISS」を併録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まきこ.M]

綺麗なものって何だろう？容姿、イルミネーション？ここでは一見わかりづらい綺麗なものを扱っています。大事な気持ち、胸に咲く花。綺麗なものを食べないと死んでしまう魔物。綺麗なものを食べるかわりに願いを一つ叶えてくれる。苦しい気持ちも優しく綺麗なものになりうるんだなあと思うとぽかぽかします。こぼれる涙も、ぐちゃぐちゃな気持ちもあっていいんだな。

2014/12/05

[還暦院erk]

蔵書漫画箱から喜多尚江作品を発掘して再読。本作は、それほど有名では無いかもしれないが、六つ目の大鴉や「巻物を口にして舞う美形の鬼」なんて出てきてフシギ面白い。主人公が片想いをこらえるｐ16の横顔が美しい。でも、彼女は「恋で醜くなる」と感じてしまうのだった。ああ思春期！大昔、10代丸ごと片想いクイーンだったわたしだから、共感で首ぶんぶん縦にふっちゃう。で、「失恋はやっぱりガンガン泣かなきゃね」と諭す烏丸くんがまた格好いい！綺麗展覧会の第1話…大好きな作品だ♡

2020/11/14

[ねね]

再読。香港の話の方が、可愛くて好きだったなー！でも本編も好き。綺麗なモノを食べないと、世界をまるごと食べちゃう魔物。そんなのが生きてるだけで、なんだか嬉しいという烏丸。綺麗なものがいっぱいあるという世界。なるほどなあ。なんだかんだ、喜多先生の話は好きなの多い。

2014/07/21

[シロビ]

再読。大好きな作品。形のない綺麗なものをが世界には沢山溢れている。素敵。喜多さんのかく言葉や仕草凄くつぼです。

2014/05/09

[exsoy]

運命を信じるかい？

2009/07/24