幻冬舎新書<br> 富士山大噴火と阿蘇山大爆発

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幻冬舎新書
富士山大噴火と阿蘇山大爆発

  • 著者名:巽好幸【著】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 幻冬舎(2016/05発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344984202

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内容説明

3.11以降、日本の地盤が“激震”し続けている。2014年の御嶽山噴火、そして記憶に新しい熊本地震。300年以上も沈黙を続ける「活火山」富士山はいつ噴火するのか。そして、実は富士山よりも恐ろしいのが「巨大カルデラ噴火」だ。かつて南九州の縄文人を絶滅させたこの巨大噴火が阿蘇で再び起これば、数百度の火砕流が海を越えて瀬戸内海を埋め尽くし、大量の火山灰で日本中が覆われる。マグマ学の第一人者が、緻密なデータをもとに地震と噴火のメカニズムを徹底解説した、日本人必読の一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤

51
先日読んだ本では、3.11が引き金となって大地変動の時代が始まったとあったが、この本は活動期に入ったわけではないが、だからといって安心してはいけない。なぜなら日本列島は生来、地球上でもっとも地震や噴火が頻発する場所だからという。タイトルの内容より、巨大カルデラ噴火について詳細に解説してあった。また、竹取物語のかぐや姫が火山の神様、出雲の神話のヤマタノオロチが火砕流という紹介があり、着眼点がユニーク。諸説があるにせよ、噴火への心の準備はしておかなくてはいけない。2019/08/19

Tadashi_N

25
噴火の怖さ。政治が基礎研究を蔑ろにする怖さ。日本は大丈夫か?2020/11/01

禿童子

18
巽先生の本も4冊目なので一気に読み切れた。科学者らしい定量化=数値で表して比較するという姿勢に徹しているので、素人にも案外わかりやすい。富士山の宝永噴火並みの大噴火の脅威が取りざたされているが、実は富士山の山体崩壊の方が被害が大きい。阿蘇山はじめ巨大カルデラ噴火をする火山は北海道と九州に集中。死者推定1億2千万人は日本の全人口に等しく、発生確率年間0.003%を掛けた「危険値」は数千人で、南海トラフ地震や交通事故死に匹敵。日本消失の危険を覚悟して対策をとるべきということがこの本で言いたいことでしょう。2016/06/23

やまやま

14
幻冬舎さんなのでタイトルを盛ってあることは仕方がないと思います。地震・火山のメカニズムをよく整理され、今回物理化学的な原理がすこし理解できた気がします。例としては沈み込むプレートにおける水の役割ですが、高温高圧なので岩をも「溶かす(溶解を助ける)」ということでマグマができる、また温泉が湧く(有馬温泉は例外で、プレートから直接高温水が届く。)というのは理にかなっている気がしました。巨大カルデラ噴火はあまりにも被害規模が大きい一方で、発生確率は低いので対応を考慮されないという無念さは了解できます。2020/10/17

B.J.

14
🔴富士山大噴火は、コロナの比ではない。全てが止まる。今は、流通が回っているから、毎日食料が買える。降灰で、上水道だめ、交通遮断、買い溜めどころではなくなり、殺人が起こる。本当にサバイバルとなる。2020/04/17

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