内容説明
「電子楽器、サウンドデバイスを自作してみたい」、「電子音を勉強したい」という方のために、実際の作り方から、作品を使ってのあっと驚く遊び方(電子音での演奏や遊び方)まで、解説するもの。電子楽器の自作で著名な米本実氏の人気ホームページ「米本電音研究所」で公開されている作品を中心に紹介している。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
側
4
読み途中だが、自分自身に噛んで含む様に読んでいきたいと思ったので、一旦まとめる。 自分は最近テルミンを触っているが、かなり詰まっていた。情報が少ないし、あってもなぜそうなるのかの説明は見当たらない。 この本はそういう「なぜ?」の部分に答えてくれていた。序盤ページの周波数の説明などはかなり腑に落ちた。もっとも、たまたま自分が抱えていた疑問の答えと合致していただけだと思うが。 電子音楽以外にも「音」「音楽」「楽器」といったミュージックへの諸々が書かれていて、読んでいて飽きない。音楽へのモチベが上がったと思う。2025/05/18
yendows
1
実践的な本かと思って読んだが、思想がある本だった。本の真ん中にヨネミンと555発振器の作成の内容があり。これを挟むように音・電気・電子音楽電気音楽の歴史と自作楽器家のインタビューで挟んであり良い流れ。ヘテロダイン法やネオン管による発振など脇道ポイントを抑えてて読んでよかった。2022/11/10
けんけん
0
音や電気の基礎知識の解説もあり、読み物としても面白かった。作例も楽しい。AC-LFO&SONIC SUPPLYなんて普通考えないでしょう。スピーカーとヨネミンは作りたい。部品買いにアキバへ行こうかな。2016/01/17
あわれ、ヨリック!
0
分かり易いし、所々にあるギャグが面白いです。2014/04/26
ヘムレンしば
0
前半は、音の物理的な話から、電気の話、電子楽器の歴史などが記載されてますが、紙面の都合上、非常に大雑把に書かれています。初心者には判り難い記述もあると思いますが、大体イメージができれば良いって所でしょう。後半から実際に工作に入るのですが、この本は電子工作を楽しもうって本じゃなく、とにかく音を鳴らして楽しもうという本です。作るものは単純なものばかりで作り堪えが無さそうですが、この著者は、ちょっと無茶な事をするのが好きなようで、その発想だとかやらかした事が非常に面白いです。試しに何か作ってみたいと思いました。2012/10/09