内容説明
欲を上手にコントロールし、今あるものに楽しみを見出す――それが「生きる心地よさ」を味わうということ。一つ試すごとに「毎日がどんどん快適になる」人生のコツを紹介します。◆持っていると入ってこない◆いらない人間関係もある◆入れ物は必要最小限のものに◆「きちんとしている」という魅力◆ものの買い換えは慎重に……etc.上っ面の「贅沢」に惑わされない、あなたの「身も心も自由にする」本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tadashi_N
29
茶道と禅を基本にした、ものを持たずものに執着しない生活。2021/04/13
うめ
13
手抜きで省かれているのは、手間ではなくて、心。という文がずしりと来た。それと、もう一つ。ついつい、たくさん、って思うけれど。お酒も甘いものも全部、じっくり味わい尽くして少量、とか。ものを丁寧に扱う所作などがいいな、って思えた。はじめの一口が一番美味しいものね。2016/07/04
kum
12
茶道や禅の思想を背景とした、心地よい生き方の指南本。「持っていること」に固執することで人生は複雑になる。物やお金や地位ではなく、自分の幸せに焦点を当てる。今に集中し心を込めて日々を過ごす。11月に観に行った映画『日日是好日』を思い出した。しんとした茶道の世界に一度触れてみたい。雑念の多い自分が少しは今に集中出来るようになるだろうか?2019/01/15
いっちー
10
人間は欲で生きている。あれも欲しい、これもしたい、ああなりたいと……生きる原動力としては善であり、過ぎると悪になる。だから自分の欲を上手にコントロールする必要がある。肩の力を抜いてみればすでに自分のものになっていたり、身近にあったりする。物事一つひとつに心を込め、関わり合いを最高のものにする心掛けが大切!接するもの全てに虚心胆懐に向き合う、まずは一所懸命!欲の皮を突っ張れるところまで常に突っ張らせていてはダメ。自分の欲にだけ忠実で、他人ごとを疎かにしていては心が卑しい。常に「余裕」が大事なんだね。2016/01/11
K K
5
図書館でタイトルに一目惚れしましたが、読んでましたね。やはりいい。 我々が一生懸命に追い求めているお金や地位も結局手段。何の為の手段かといったら、"幸せ"になるためである。 パスカルが言ったように人間は考える葦であるのに、現代人は思考が止まってしまったようま。 モノに執着して喜ぶのは幼児性から脱却してない証拠。ものからココロが自由になって初めて人は真の大人になる。 禅の言葉がたくさん出てくるのが嬉しい。 モノから解放され、さらに穏やかになりたいものです。 "日日是好日" "人間本来無一物"2018/07/21