小やぎのかんむり

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小やぎのかんむり

  • 著者名:市川朔久子【著】
  • 価格 ¥1,265(本体¥1,150)
  • 講談社(2016/06発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062200059

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内容説明

厳格で上から物を言う、父。それに従う、母。中学3年の主人公夏芽はそんな毎日を捨て去るように、遠く離れた寺でのサマーキャンプに応募する。だが、参加者はたった一人で…!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

209
ジャケ買い&読メの皆様の評判で読みました。市川朔久子、初読です。表紙の可愛さから、児童文学なのかなぁと思って読み始めましたが、大人の鑑賞に十分絶えられる爽やかな佳品でした。【少年(女)時代+毒親】といった感じです。脇役のヤギ達が非常に良い味を出しています。それにしても表紙の子ヤギはベリー・キュートです!2016/07/08

おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…

113
91/100点 良かったです!良い本読めました!児童書なので普段なら手に取らないジャンルの本なのですが、読友さんの感想を見て読んでみようと思いました。読んでみて大正解です。主人公の中3の夏芽は父親との確執から逃れるために辺鄙なお寺でのサマーステイに参加します。そこで親からの虐待を受けた子供や、子供を亡くした修行僧など、それぞれ心の傷を抱えた人々と共に生活していく内に、親と向き合って行く力を取り戻して行きます。この本は青少年はもちろんですが、それよりも子供を持っている親にこそ読んで欲しい作品です。2016/08/14

七色一味

112
読破。図書館で借りた時もこの表紙にはちょっと引きました。頁開いたら文字の大きさが普通で安心したけど(笑)☆先に言っておきます。この本はオススメです。表紙がメルヘンなだけに、冒頭との軽いギャップにまず「おっ」と先制ジャブを喰らいますね。そしてバタバタと田舎のお寺でのサマーステイになり、主要登場人物が徐々に出てきます。お寺なんだから説法やらなにやら、がんじがらめな印象があるんですが、ステイ先のお寺はまったくそんなことなし。そもそも住職が生臭坊主だし(笑)(長くなりそうなので続く)2016/08/19

はる

107
読友さんの御感想から。思ったより辛い描写がありますが、とても良かったです。親の暴力を受けて辛い想いを抱えた子供たちが夏の山寺で暮らすことに。穏やかで優しい人たちに囲まれ、豊かな自然の中で生活するうちに癒されていきます。夏芽と葉介のやりとりが青春という感じ。とても爽やかで良いですね~。彼らの未来が幸せであって欲しいです。2017/03/09

mocha

106
横暴な父から逃れようと参加した山寺でのサマーステイ。しかし参加者は夏芽ひとりきり。さて、どんな夏になるのか…?摂食障害や児童虐待という重いテーマを扱ってはいるが、田舎の夏の青々とした健やかさが子どもたちの心を癒やしていく。食えない和尚の含蓄ある言葉にぐっと来た。やぎの後藤さんもいい仕事をしてる。終盤はタオルを握りしめ、ぐすぐす泣きながら読んだ。子どもはみんな宝もの。2018/09/22

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