内容説明
「涙で読めない」と書店員さんの声が続々。
「夜中の3時だった。僕はもう見ていられなかった。
もうこれは無理だ。奈緒の夫として、奈緒はもうこんなに苦しまなくていい。
そして、息子の父親として、ママのこの姿はもう見せたくない。
もう、十分に頑張った。頑張ったから奈緒は・・・
僕は先生を呼んだ」
番組のスタイリストとしてサポートしてくれていた奈緒さんとの結婚から、妊娠中の乳がん発覚、その後の出産、闘病、そして最後の日々までが、悲しみと悔恨を込めて驚くほど克明に記されています。
当たり前の日常が失われていくリアルな記述に「涙で何度も中断した」「自分も妻にちゃんと向き合おうと思った」といった声が数多く寄せられています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りゅう☆
101
「乳がんで亡くなった妻奈緒さん(享年29)その時長男は生後112日だった」というサブタイトルだけで切なさが募る。報道キャスターという舞台でプレッシャーに押しつぶされそうな日常で、当時シミケンさんのスタイリストだった奈緒さんと交際、結婚。1年後には妊娠という幸せ絶頂の中がん発覚。出産か治療かの決断に迷わず出産を決めた奈緒さん。そして出産。しかし妊娠中、詳しいがん検査ができず、結果至る所に転移。余命1ヶ月。いつも夫や周りの方を気にして笑顔を絶やさない奈緒さん。絶対に守りたくて忙しい仕事の合間に情報を集め→2017/09/30
おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…
91
--/--点 関西の夕方の情報番組のキャスターをしているシミケンと奥さんとの涙・涙の闘病記。この本を読んで進行性乳がんの恐ろしさを痛感したことと、結婚生活1年9ヶ月の旦那と僅か出産112日しかたたない我が子を残して旅立つ奈緒さんの無念を思うと涙が止まりませんでした。私の身内にも乳がんを患った者がいるので、とても他人事とは思えませんでした。2017/01/08
ドリル
83
ずっと読みたいと思ってたのに図書館の予約待ちやった。ところが、先週実家に帰ると本棚に並んでたのを見て、母親に借りて帰った。関西ではおなじみの元キャスターのしみけんこと清水健の奥さんの闘病記。はっきり言って涙なしでは読むことが出来ない。気がつけば、電車の車内で涙を流してた…(恥ずかしい。)奈緒さん(奥さん)の気丈な振る舞いと愛情にとても惹きつけられる。また、生まれて来た子供とのことは、幼い子を持つ俺にとっては涙腺ゆるゆるゾーン。今できることを奥さんと娘の為に精一杯頑張ろうと決意させられた。(★★★★)2017/06/30
milk tea
82
文字を追ってる間も、鼻がツーンとなり、ウルウルで読めなくなってしまった。ページをめくる度に、表紙の奈緒さんを見る。笑顔がステキすぎる。でもこの時も苦しかったんだよね。あ〜、29歳って若すぎ。ママになって112日って短すぎ。特に息子くんには沢山の思いがあったことでしょう。乳がんにもいろんな種類があることを知りました。家族のためにも検診だけは受けるべきと強く思いました。2016/05/07
ミーコ
71
清水健さんの事は知りませんでしたが この本は読みたいと思い、手にしました。私なら とてもじゃないけど 奈緒さんの様にはなれません。回りに当たり散らし泣きわめくと思います。こんなにも、まわりに気を遣い優しい奈緒さんが こんな目に合わなければいけないのか とても理不尽でなりません。ママになって、たった112日だけしか生きられなかった奈緒さん どんなに悔しかった事でしょう。 きっと空の上から健さんと息子さんを見守っておられると思います。 ただただご冥福をお祈りいたします。2016/08/31
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