内容説明
突然鳴った一本の電話が、残酷にもいとこの事故死を告げた。声の主はドン・ルイス・デラカマラ、いとこの夫である大富豪だ。悲しみと思い出がないまぜになり、ソフィーは激しく動揺した。数年前、ロンドンで初めてルイスに会ったソフィーは、彼の魅力とあからさまな誘惑の視線に思わず反応してしまった。直後に彼がいとこの婚約者だと知ってときめきは封印したものの、今、またルイスの声を聞いただけで、熱い想いがあふれ出す。いとこへの罪の意識とほとばしる情熱をかかえて、ソフィーは葬儀に出席するため、真夏のスペインへ旅立った。
*本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
感想・レビュー
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ハンナ
23
スペイン人の実業家(?)であるヒーローの描写はセクシーで素晴らしいけど、両者ともに惹かれあっていくのが肉体的なことだけが先走っているような気がして…あんまりロマンティックじゃなかった。それに、いくら仲のいい従妹だったとはいえ、その子供に執着するかなぁ…。祖母も曾孫ってそんなに会いたいものなのか?せめて姉妹くらいの設定だったらスムーズだと思うのだけれど…。タイトルにある通り愛人になっちゃうんだけど、真実の愛までの過程としてはちょっと弱かったかな。スパイスにもなっていないような気が…。すんなり読了~。2017/02/18