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内容説明
「オキュラス」「プレステVR」などゴーグル型端末の発売が相次ぐ2016年は「VR元年」と呼ばれる。なぜ人々はVRに熱狂するのか? これから登場するVRビジネスとは? 最前線で取材を続ける気鋭のジャーナリストによる渾身のレポート!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リキヨシオ
25
ゴーグル型端末ヘッドマウントディスプレイが出揃う2016年はVR元年になる。VR=バーチャルリアリティやAR=拡張現実への期待も高く近い将来VR・ARの市場規模はPCやテレビの市場規模を超えるという。画面の中の世界に入り込む没入感はテレビでは味わえない体験で現実世界と実質的には同じ空間を作り出し最終的にはMR=複合現実という実写とCGが融合した世界も体験できるらしい。ゲーム、アニメ、映画、テーマパーク、ビジネスにもVRコンテンツは活用されていく事から個人的にはVRで小説や漫画の世界を体感してみたいと思う。2016/09/25
Kentaro
21
著者は米国や日本でVRの取材を続けるなかで二つの理由でVR産業が大きく飛躍することを確信した。 一つ目は初音ミクと握手するというデモを体験したときです。著者が頭を動かせば初音ミクの視線が追いかけてきます。体験に勝るものはありません。臨場感抜群の体験ができたのです。 もう一つは、ハードウェアの進化で筐体の価格が手に入りやすくなったことと、CGを作るソフトウェア側のコストが劇的に下がったことです。 これにより、CGと現実が見違うほどの臨場感を持って再現できるようになりました。2019/01/30
C-biscuit
17
図書館で借りる。この本によると今年はVR元年と呼ばれるらしい。ヘッドマウントディスプレイをつけたコンテンツへの投入感はすごいらしい。そのような、機器が各社から発売されるようで、一般的にはプレーステーション4に接続する。プレーステーションVRが認知度を押し上げそうな気がする。CDの売上が下がり続ける中、ライブなどの体験型が人気を博しているようで、VRもそうした流れの一種であるようである。しかし、セカンドライフなどの失敗例も上げており、爆発的なヒットになるかは微妙な気もする。Appleが始めると面白いと思う。2016/06/28
白義
16
最近とみに熱気を持って語られるVRビジネス、その現在や代表企業のオキュラスの歴史を現在進行形でまとめた報告書。オタクの凄いおもちゃというにとどまらず、VRが現代文化に根本的な革命を引き起こすことまで視野に入れてその市場やビジネスの最前線や未来を展望していてまさに今読む価値がある本である。著者はVR技術の先にあるものとしてAR、MR社会を予測しているが、そのARゲームであるポケモンGOが世界で超絶ヒットを生み、日本でも無知蒙昧によるバッシングに晒されながらも躍進していることからもVRにも期待が持てそうである2016/08/19
Kazuo
15
プレイステーションVRが10/13に発売され、VRは一気にポピュラーになっていくのであろう。筆者も「VR体験は既存の価値観をゆさぶります」と強調する。私には、「現実の拡大/意識の拡大」の文脈で、LSDなどの向精神薬が50年代に社会に受け入れられたことを想起させる(その後の展開はご存知の通り)。脳はrealityとVRを区別できない。あまりにも脳に強すぎる刺激は「禅病」や「向精神薬」のような効果を個人/社会に与えることになる。LSDは経済に組み込まれる前に社会から排除されたが、VRはどうだろうか?2016/09/17