内容説明
こんなに泣けるビジネス書はなかった!海軍一のダメ軍艦(誘導ミサイル駆逐艦)「ベンフォルド」に配属された艦長が、成果の上がらない組織を立て直し、柔軟で自主性にあふれる「強いチーム」をつくり上げた、その驚きの手法とは?初めて管理職に就く人から企業のトップまで、これはどんな職場でも活かせ、一人ひとりの能力を引き出すマネジメント術だ!◆強く心優しく、型破りな艦長、その驚異のリーダーシップとは◆アイデアがどんどん生まれる風通しのいい組織づくり◆「前例がない」をくつがえす方法◆最低数日はかかる仕事を、二時間半で終える「超効率化術」◆ライバル軍艦の度肝を抜いた「チームワーク」 ◆「失敗しない人」とは「何の挑戦もしていない人」である ……etc.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
90
MBWA(マネージメント・バイ・ウォーキング・アラウンド=経営者が現場を歩き回ること)という経営論的手法を、アメリカ軍艦艦長が実践された実例から学ぶマネージメント術。部下と目線を合わせて、明確なゴールを掲げ、良い意見を取り入れ、自分の船なんだという意識でやってみなはれと任せる。みんなが成長して成果を出していく姿が痛快です。部下に愛される上司のお手本ですネ。2019/07/02
tetsubun1000mg
37
アメリカ海軍の軍艦「ベンフォルド」の新任艦長として赴任した2年間の経験をもとに書かれた。 アメリカとはいえ正規の軍隊である海軍にこのようなやり方が通用して評価されるのが意外だった。 戦闘能力の向上、経済性、昇進試験の合格率など評価項目が幅広い事も驚きであった。 またこの2年間で海軍を退職して、民間のビジネスコンサルタントに転身するのはいかにもアメリカらしい選択。 リーダーシップの教科書というより新任艦長の奮闘記/サクセスストーリーとしても面白く読めた。 アメリカでもこんなやり方が認められるんだなあと感心。2022/03/14
レリナ
31
海軍で一番ダメだった軍艦ベンフォルドをいかにして変えたのか。チームをいかにして動かし、一人ひとりの意識を変えるのか。昔のやり方を自分の考えで動くことをせず、そのまま実行するという失敗は、自分の考え、判断で行動できていない証。いくら上司にそう指示されたとはいえ、自分の考えで行動できなくては意味がない。最強のチームを作るまでのエピソードが壮大で心に響いた。この本の内容は幅広く職場で活かせると思うので、ぜひ覚えておきたい。頭を使ってどのような行動するのか、しっかり考えてアクションを起こしていきたい。2019/09/22
たんかれ~
29
リーダーシップの良本でした。部下を大切に扱う(機械のように扱わない)。部下をよく知る。意思決定基準→「もしこの事が明日の『ワシントンポスト』の一面に掲載されたら、それを誇りに思うか?」。先頭集団の足を引っ張らない。重要な仕事を任せて才能を引き出す。上司を説得するにあたり、心を動かす共通の引き金は「経費の節約」。「管理すること」よりも「いかに才能を育て、伸ばすか」。2019/01/03
ひろし
29
素晴らしい本だった。部下を持つ社会人は読んで損はまったくないと思う。『自分でものを考え、行動に責任を持つ』人材を育て上げ、チームとして昇華させた著者は本当に凄い。『上司が常に部下に送り続けなければならない唯一の信号は、一人ひとりの存在と力が自分にとっていかに大事であるかということである。じつのところ、それ以上に大切なものなど存在しない』2016/04/17




