内容説明
“ミー、さようなら。二〇年間ありがとう。あなたと一緒に暮らせて、本当に幸せだった”。愛猫ミーとの光満ちた日々。その出逢いと別れを通し、深い絆を描く感涙のエッセイ!巻末に未発表原稿収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶち
91
著者の稲葉さんと猫のミーが共に暮らした20年間を綴ったエッセイ。夫と離婚はしてもミーと離れることはできなかった稲葉さん。生まれたばかりの三―に出合い、足腰が弱り排泄もままならない老体となり、別離の時が訪れるまで、寄り添いながら共に暮らし続けた二人(稲葉さんとミー)。稲葉さんの飾らない文章、ところどころに差し込まれたミーのことを綴った詩から、二人の深い絆がひしひしと伝わってきます。 「ミー、さようなら。20年間ありがとう。あなたと一緒に暮らせて、本当に幸せだった」という稲葉さんの言葉は、胸に刺さります。2024/12/09
harass
75
一緒に暮らしてきた猫ミーと著者の日々を描くエッセイ(1999年)。著者の引っ越しや結婚、別居離婚の経験をともに過ごしてきた、猫の老衰での別れまでの20年を描く。著者自身は2014年に亡くなっている。『少なくとも私の前にいるミーは、昔からそこにあった町が、目には見えない速度でゆっくりと形を変えていくように、老いていった。』愛猫家にはぜひ。2018/09/02
*mayu*
19
書店の新刊コーナーで惹かれて購入。散歩中、そよ風に乗って聞こえてきたミーという鳴き声。声のする方へ向かうとそこには1匹の猫が…詩人の稲葉真弓氏が愛猫、ミーと過ごした20年を綴った1冊。とにかく美しいの一言に限ります。本当に著者がミーの事を愛おしく感じてるんだなぁとひしひしと伝わりますし、読んでるうちに読者まで著者もミーも愛おしくなるような不思議な感情に浸れます。巻末に収録された未発表原稿の詩も凄く素敵で、普段あまり詩に惹かれない私ですが、これからこの方の詩集を読み漁りたくなりました。2015/08/08
ちかぽん
8
文庫で再読。 愛した猫との永遠の別れ。 彼女の作家として歩む頃から、離婚、病気、様々な出来事を分かち合う猫だった。2015/09/29
ちかぽん
8
懐かしい橋本治のマンガ論評。 若い頃読んでた懐かしい漫画家さんの論を読んでまた、その作家さんのさくひんを読み返したくなった2015/09/29
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