角川文庫<br> アイとサムの街

個数:1
紙書籍版価格
¥660
  • 電子書籍
  • Reader

角川文庫
アイとサムの街

  • 著者名:角野栄子【著者】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • KADOKAWA(2016/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041012130

ファイル: /

内容説明

アイとミイは荻寺町に住む双子の姉妹。自作の自転車で、真夜中の散歩に乗り出した二人は、怪しい光を見る。そこで彼女たちは、近くのマンションに住む少年オサム(サム)と出会い…!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たぬ

16
☆4 「魔女の宅急便」「おばけのアッチ」しか知らないのでほかのはどんな感じなんだろ?と手に取ってみた。夜中に一人で出歩く、デパートの社長に電凸する…。いいねえ少年探偵団。行動力あるねえ。同世代の男子にちょっとドキドキしちゃうのも妹が時折鬱陶しいのもみんなみんな12歳女子! で懐かしいやら甘酸っぱいやら。私もねこちゃんに乗ってみたい。2021/01/29

ワッピー

8
いつごろの話かはっきりしないものの、少し前の時代のよう。双子で、方向性の違う発明家アイとオシャレ系のミイを軸に、夜の動物園にともる謎の明かりを追って、話は戦後の混乱期までさかのぼります。双子であることのマイナス面である自分一人の秘密を持てないことにいら立つアイ、そして蚊帳の外に置かれることに不満なミイの掛け合いから微妙な年齢の女の子の心理を描いています。「変装」エピソードはアイの屈折の現れですが、読み込んでいくともっとあるかも。街の歴史をさかのぼっていくプロセスから大団円までわくわくしながら読みました。2015/07/19

メイロング

5
まさかのミステリ展開。サムのキャラ付けがアイやミイに比べてやや地味か。「首実検」なんて言葉がさらりと出るアイのボキャブラリーはすごいなあ。冒頭の夜とかネズミ横町などの描写があっさりめなのは児童書の宿命? リミッター解除のディレクターズカット版が読みたくなりました。2014/04/02

保山ひャン

4
夜の動物園で光るライト。探偵団めく冒険は、戦後のどさくさの時代に鍵があった。復員さん、ブラジルさん、金持ちの三人に何があったのか。この作品のドラマ化のとき、主題歌を歌ってたのが宍戸留美ちゃんでした。物語はけっこうしっかりしたミステリで驚いた。2017/03/02

たかむー

4
いつの時代のどこの世界の話なのか、ちょっと混乱した(笑)日本の話とわかってからもどこか異世界めいた空気でどぎまぎ。発明改造大好きのアイとおしゃれ大好きのミイの双子のお話。ブラジルさんの話とか、戦争のあたりの話も出てきて思ったのと違う展開に。でもサムくんとの関わりとか甘酸っぱい感じでニヤニヤ(笑)さらっと読めました。2014/09/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7980544
  • ご注意事項