- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
希代の感性を誇る期待の新鋭・成松幸世が、満を持して放つ初コミックスは、とある家族の年代記! 地方都市にすむ伊達さん一家、厳格だがやたらと眼鏡を失くすパパ、天真爛漫でおっとりしている優しいママ、気は強いが一寸天然のお姉さん・衿、一途だけれど心優しい弟の心。普通の家族が持つ小さなこだわりが様々な事件を巻き起こす!! デビュー作『フレーム問題』を含む、珠玉の読み切り7篇収録!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ジロリン
7
行きつけの書店の平台で見て、気になってたものの、タイトルと帯のボクサーの画がピンとこず放置。新聞の書評をみて読みたくなったら中々見つからず、やっと入手。しんみり、にんまり、ほんわかな家族の物語。「式の前日」が好きな人は気に入るんじゃないかな、という一冊。「フレーム問題」が、淡々と生きていく、ということを描いてて一番好き。ただファッションなど、身の回りの風俗が全話「今風」で、家族の年代記として読もうとすると微妙な違和感が…そういうことは置いといて、ということなんでしょうか。その点がちょっと不満。2014/04/05
yom
4
単行本うしろの説明文がずいぶんと褒めてて、正直期待値を上げすぎてしまった。時代を前後しながら一つの家族を見せる連作形式。まったく意味がないわけじゃないけど、効果的とまでは思えず。確かに才能は感じるしデビュー作という下駄を履けば、それなりに楽しめた。上手くいけば傑作になってた気もする。とはいえ1つ1つのエピソードは独立して魅力がある。会話で生じるイライラとか、負の感情の描き方がやたら上手く感じた。2025/09/10
あずま
4
表紙&レーベル買い。とてもよく出来た連作短編です。時系列がばらばらなのに伊達家という家族をそこに感じられる。ネタばれになるけど、FtMのキャラクターがこんなにすがすがしい在り方をした漫画作品は初めて見た。好印象。2014/03/25
まを
4
金太郎が出てくる話はインパクトがすごい。最終話は数ページ読んでからまた最初から読み返しちゃう意外性。眼鏡の話とか、手術の前日の話なんかとても良かった。2014/02/18
さとさとし
2
作者のデビュー作かつ商業誌での最新作(発売後10年経過)。 父母姉弟の平凡?な4人家族伊達家の物語。時系列はバラバラで作品ごとに若干キャラも違うが、4人それぞれが主人公になる短編集。 経験が浅いせいか、何を意図しているか分からないコマがたまにあるものの全体的に満足。 よくメガネを無くす父が主役の大河ドラマ「フレーム問題」。並のホラーより怖い表題作、えっそんなことになるの?という後日談「伊達家その後」あたりがよかった。2024/10/25