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内容説明
テロ、IS、難民、米露、イラン、日中韓関係……混迷をきわめる世界情勢。「歴史学の泰斗」と「インテリジェンスの第一人者」が潮流を読み解くための「羅針盤」を示す。豊かな世界史の教養と、外交現場を知り尽くしたリアリティにもとづき、日本の針路と、真のリーダー像を問う一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
108
地政学というよりも、世界政治の動向をお二人の対論で示してくれている気がしました。やはりお二人ともロシアやイスラム圏についての権威であられるのでかなりな現実感があります。しかも論点などをすっきり示してくれていてわかりやすさを覚えました。それぞれのしょうの最後の示されている参考文献がかなり参考になりそうです。2018/02/01
gonta19
102
2016/3/21 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2018/11/14〜11/16 佐藤優氏は数多くの対談本を出しているが、山内氏との対談本は初めて。実に噛みあった議論で地政学について深い考察を進めている。良書。2018/11/16
James Hayashi
36
2人の対談、16年著。ISやシリア難民、ロシアのサウジアラビアへの原発輸出やシリアとの繋がりを知る。昔から弾薬庫と呼ばれた中東だが、イラン、イスラエル、石油大国のサウジまで原発導入をするという。それもロシアが協力。資源確保に走るのは中国だが、彼らの資源戦略に注意を払わなければならない。スーパーパワーという旗を降ろしたロシアだが、暗躍は続いている。2019/08/15
kawa
33
佐藤氏の2016年「使える地勢学」に引き続き。同じ2016年刊、アラブの春の後のシリア内戦の複雑な状況を追う。大巨匠同士の対談なので得るところ多数。「第三次世界大戦」を読み解くがテーマなのだが当時から6年、今はウクライナ戦争でマスコミは大騒ぎ。シリアの混乱が止まったわけではない。かの世界は見ざる、聞かざる、言わざる状態の政治家とマスコミ。「世界大戦」の危機はさらにヴァージョン・アップしているのだろう。(コメントへ)2022/06/16
sayan
31
佐藤氏の作品連続。前日に読んだ「大国の掟」では「山」の地政学が非常に新鮮な視点だった。本書でも一つのキーワードとなって山内氏との分析対談が進む。興味深かった箇所。p.38-39「プレモダン」、「モダン」、「ポストモダン」という三つの観点で世界を見ることが重要。たとえば難民問題を考えるとヒト・モノ・カネの移動が自由になっているから起きる。これはグローバリズムでありポストモダン的である。→このあたりR. Smithの考えにも通じる。p.61ナショナリズムとは、時と場所の状況に応じて人をまとめ結びつける力。2017/06/03
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