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内容説明
トヨタの強さの真の理由は、世界中で学ばれ続ける「時間の使い方」にある。本書は、トヨタ式の普及で知られたカルマン株式会社顧問として、トヨタ式の実践現場や大野耐一直系のトヨタマンたちを幅広く取材、トヨタ式の書籍やテキストなどの制作を多数主導した著者が、トヨタの時間哲学をまとめあげた意欲作だ。「生産のリードタイム(所要時間)を10日から3日に短縮したと誇る経営者に、あるトヨタマンが助言した言葉です。『3日ではなく、72時間と考えてみてはどうですか』。それは『時間の単位を変える』という意味でした。10日を3日にした後、さらに1日を削るのはさすがにプレッシャーでしょう。でも、『24時間を23時間に』『60分を59分に』と考えれば、また新しい知恵が出てくるのではないでしょうか。どれほど長い年月も『1分1秒の積み重ね』だと見て改善を続ければ、人はかなりのことを成し遂げられるのです」(はじめにより抜粋)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
leo
9
今までこの手の実用書は読んだことなかったけど、実家の会社を継ぐ準備として手に取ってみた。この一冊でトヨタ式を理解できたとは思わないけど、さらに深く知りたくはなった。2023/01/13
まぁいっか
4
時間をお金で買う、時間を短縮しろ!という風潮が多い中、トヨタでは時間が人を育てると考える。その通りだと思う。時間と経験をかけないとわからない境地があると思う。よくあるビジネス本に書かれていることは、胡散臭いなーと思うこともしばしばあるが、さすがトヨタ。こういう伝統ある考え方、実績を出している会社の視点は腑に落ちる。2024/05/21
スプリント
4
トヨタの時間哲学をわかりやすく書いた本です。 基礎的な知識を身につけるには最適です。2016/07/20
b_sky_0903
1
時間は動作の影である。 厳しく節約する時間と、大胆に使う時間を明快にしておくことが大切です。そうでないと、人間は思考停止のまま惰性で動くようになりかねません。 自分の仕事が不要になるほどの改善 整理整頓を仕事に組み込む ムチャな目標が課題解決を実現する。 誰でも一見してわかる作業所にする2024/11/24
千明
1
トヨタは世界と経済で戦争しているんだなと思った。トヨタ本社から飛び降りる人は後を絶たないと社員の方からきいたことがある。いじめもパワハラもない、あるのは仕事へのプレッシャーのみ。そこまでしないと輸出の王道の自動車で世界のトップは走れないんだろうと思った。壮絶で研ぎ澄まされていてかっこいい。最後に近所のトヨペット。ショーウィンドの300万の車の隣に後ろを向いたスノーマンを最近まで置きっぱなし。もう初夏だぞ。トヨタの頑張ってる人に謝れ。2016/06/07